今日は小正月。
だからといってなにかあるわけではない。
どんど焼きがあるわけでもなければ女性だけでの正月のご苦労さん会があるわけでもない。
でもこれでひと区切り。
正月を片付けて節分へ。
羽子板をしまおうとして、そういえば、この間の散歩でムクロジの実を拾ってきたんだ。
ムクロジ、無患子はムクロジ科の落葉高木。
実の果皮には界面活性作用がありサポニンを大量に含むから昔は石鹸として使われたそうな。
種は羽根つきの羽に使われるという。
でも我が家のこの羽は、そんなに新しくもないけど、かといって先祖伝来の羽というわけではない。
ムクロジの種なんか使っているのかな?
羽子板で突いてみた。
おお!羽とムクロジの種がまったく同じ手応えだ。
ということは、やっぱり今でもムクロジの実が使われているということなんだな。
考えてみたら、木を丸く加工してくり抜く方が大変だ。
それにしても、昔からヒトは遊びを忘れない生き物だったのだなぁ。
鬼さんを出す。
日本での新型ウイルス感染者が初めて確認されたのは、確か去年の今日だったかな。
神奈川の中国籍の人だった気がする。
それから1年たったけど、事態が終息に向かってるとは言える状況ではないのは言うまでもない。
緊急事態宣言が出て、街はまた辛い静寂へと沈む。
それでも、花瓶の桜の蕾が膨らんできた。
さして植物に興味のなかった私だけど、メタセコイアやムクロジの実がわかるようになった。どんぐりの殻斗の見分けにも自信が付いた。
悪いことばかり数えてあげても仕方ない。