今日は久しぶりに小石川植物園(正式名称は東京大学大学院理学系研究科附属植物園)に寄り道した。
ヒマラヤスギの松ぼっくり、職員さんたちの拾い忘れないかなとキョトキョトしてみるけど、あるわけないわ。
枯葉がひらひらを舞う横でカンザクラが咲き始めていた。
この植物園の前身は1684年に徳川幕府が設けた小石川御薬園。
榊原伊織先生が実在したかどうだかはわからないけど、小石川養生所はこの薬草園の中にあった。
今でも井戸が残り水が湧く。
この井戸を見てると大岡越前のテーマソングが頭の中を流れてしまうのはそういう世代だからであろう。
だからというわけではないけど、何がどうというわけではないけど、心地よい植物園。
私はこの植物園が大好きだ。
駅への帰り道にこれもまた久しぶりに一幸庵さんに寄った。
家に着いたら東の空にまん丸な月が輝いていた。
コールドムーン。
コンデジでは上手く撮れないけど、火星も見えた。
嬉しいな。
小石川植物園からカリンをもらってきた。
甘い香りがリビングに広がる。
食後の菓子は一幸庵さんの椿餅。
お茶は煎茶にした。茶の葉さんのクラシックブレンド。
一幸庵さんの椿餅はまるで淡雪のようだ。
真っ白な餅と餅と同じかたさの餡が口の中でとけていくようだ。
完璧においしゅうございました。
心満ち満ちて椿の葉っぱと拾ってきた葉っぱで遊ぶ師走の満月の夜。