3年に1度、新潟県の十日町市(川西・松代・松之山・中里・十日町)と中魚沼郡津南町に展開する世界最大級のトリエンナーレ「大地の芸術祭 / 越後妻有アートトリエンナーレ」。
9回目の今回は、41の国と地域から275組が参加し311点の作品が展示されている。
会期は7月13日~11月10日。火水定休。
一昨日は津南エリアの秋山郷へ。
梅雨梅雨した雨が断続的に降りしきり「アケヤマ」だけに行くつもりだったのだけど、道中の展示にもやはり寄り道してしまう。
秋山郷結東温泉かたくりの宿。
秋山郷は新潟と長野の山間に点在する12の集落の総称。
かたくりの宿は新潟県側からの入口にある和室7室の天然温泉の宿。
周囲は梅雨時はなんだけどカタクリも地質も紅葉も素晴らしい場所。
ここも閉校した小学校。
閉校した時には津南町立秋成小学校結東分校だったけど、結東校は1884年(明治17年)に民家で開校した。結東は地名。
しかし、極僻地に位置したため1892年(明治25年)から43年間、義務教育免除地に指定されていた。
その後、1932年(昭和7年)に校舎が建てられ、義務教育免除地指定解除や分校化を経て、1986年(昭和61年)に休校となり1992年(平成4年)に閉校となり、翌年からふるさと資源活用事業によって学校から宿泊施設になった。
秋山郷のマタギたちへのリスペクトを込めたインスタレーション作家・原倫太郎のインスタレーションが壁に展開されている。
体育館で原倫太郎+原遊の妻有双六。
スタッフさんたちも素晴らしいし、ここに泊まってみたいなと思ったのだけど、どうやら空室があるのはすばり私がお邪魔したあたりだけらしい。特に紅葉シーズンはあっという間に予約が埋まるようだ。だろうな。梅雨時はせっかくの絶景の数々は雲と雨と霧にかすむ。