第8回横浜トリエンナーレ開催中。
ヨコトリ関連企画として「アートもりもり!」が各所で展開している。
みなとみらい線・日本大通り駅から象の鼻パークへと向かう。
それにしても今日は暑い。




県庁の前から象の鼻パークへ。





巨人が横たわる。




会期は4月13日~4月29日。
久保寛子(1987~)は広島生まれ。
テキサスクリスチャン大学美術修士課程修了。
先史芸術や文化人類学の学説のリサーチをベースに、身の回りの素材を用いて彫刻作品を制作する。
ハイヌウェレとは、インドネシアの神話に登場する女神。
殺されたその体から食物が生まれたとされる。
これと同型の神話はなぜだか日本(オオゲツヒメ)を含む世界中に点在し、民俗学者アドルフ・イエンゼンは「ハイヌウェレ型神話」と名付けた。
この作品にも使用されている土は、人の創作活動において最も古い素材のひとつであり、創世神話にもよく登場する。

象の鼻パークのコンクリの上で、日光や風や雨に晒されて短い展示期間の中でもどんどんと変化していく。

お洒落とされる観光スポットに突如差し込まれた土臭い神話は、ヨコトリ開催中ということを知らずに訪れた人たちの心に一瞬のさざ波をたてるかのようだ。

