昨日は上野東照宮ぼたん苑で冬ぼたんを見た後に東京国立博物館へ。
混雑してそうな時間帯を避けたつもりだったけど・・・と思ったら、高御座と御帳台の一般公開の列だった。
平成館へ。
日本書紀成立1300年特別展「出雲と大和」。
会期は1月15日~3月8日まで。
第1章:巨大本殿出雲大社
第2章:出雲古代祭祀の源流
第3章:大和王権誕生の地
第4章:仏と政
の構成。
展示は心御柱と宇豆柱から始まって鎧・勾玉・太刀・銅鐸・土器・埴輪・鏡・古文書・仏像など各所から集められた国宝重文を含む様々な資料が贅沢に並ぶ。
出雲は大和に敗北した。
にも関わらず大和は出雲を完全に抹消することなく黄泉のまつりごとを任せた。
もちろん戦による凄惨な殺戮はあったはずだが表面上はあくまで平和な国譲り。
敗者であるはずの大国主命のお住まいは日本一大きな神殿。
お仕えするのは天孫。
なんとも不思議な権力闘争。
でもきっとその不思議が日本という国の形而上的土台なんだろうな。
勾玉ってやっぱり極初期の胎児だよなぁ。古代の人たちはどうやってあの形状を知ったんだろ?とかわけのわからぬことを考えながら、考古展示室のハニーたちにご挨拶。
本館を通り抜けたら、お!初代香山の蟹だ。
根津駅へ向かう途中で桃林堂上野店さんで小鯛焼一尾。
オーブントースターで温めれば美味い。今日の昼飯あとのお楽しみ。