今日のころころこころ

2015・6・6 テキトーに渡るおばさんの橋 平塚漁港の食堂と須賀湊

かながわの橋100選・湘南大橋を渡った。

上流の馬入橋に行く前に腹ごしらえと、たまたまグーグルマップ上で食事処表示があって場所的に都合が良かったから寄ってみた『平塚漁港の食堂』さん。名前はいかにもだが実は居酒屋だったりなんかして?とも思ったが、正真正銘の漁協直営であった。
その繁盛ぶりには驚いた\(◎o◎)/!

湘南大橋を平塚市に下りてのぞいたものの、たくさんの人が待ってるのが見えた。時間帯がジャスト昼時だったからずらせばいいだろうとあっさりと通過して、千石河岸から湘南大橋を眺めようと海岸に出た。昼休み中のおじさまたちから楽しいひと時をいただいたりして散歩(^^♪

でも腹が減って途中の船宿さんで食べてしまおうかな?とも思ったが、船宿の親父様から食堂の方にいきなよ!(^^)!と言われて再び平塚漁港の食堂さんへ。

小一時間前よりは空いてる。。で入ってみた。。。

といっても、事前に調べてなんかいないから勝手がわからない。順番待ちしておられたご夫婦にお伺いする。
出入口は1Fと2Fにあって、私が入った方は2F。1Fに降りて店員さんをつかまえて名前と人数を言ってまずは予約と教えていただいた。早速に実行( ^^) 。
そんなに待つことなく名前を呼ばれた。
席に案内してくれた粋なおねえさんが冷蔵ケースを指さして、今日はカワハギが残りひとつですよ!とおっしゃる。おっしゃるって(?_?)

なんだかわからないが、もしかしたら今朝平塚漁港に揚がった時価を刺身で食べるのが通なのかもしれないとわけのわからぬことを思い、ごはんは?と聞いてみる。300円でご飯とみそ汁と香の物が付くという。じゃあそれで!と席に着く時にはオーダーが決まっていた。
メニューなんかあるんかいな(?_?)と思ったら、あった。たくさんあった\(◎o◎)/!

カワハギ定食を待ちながら店の中を眺める。。。
それにしても、繁盛繁盛繁盛である\(◎o◎)/!昼時はとっくに過ぎているのに次から次へとお客さんが入ってきていつまでも満席状態\(◎o◎)/!すごい店である\(◎o◎)/!
なんでだろ(?_?)と観察してみる。
滅茶苦茶に混雑してるのに、店員さんたちの接客が元気でフレンドリーだけど丁寧だ。そうか・・・メニューと連動してるんだな。セミオーダーとでもいうのだろうか。定番的メニューの他にも目の前の港で揚がった魚を焼く揚げる刺身にすると客の好みに臨機応変に対応してる。オーダーが届くたびにあちらこちらの席から歓声が上がる。ライブ感が抜群にいい(^^♪
隣のご夫婦のオーダーが来た。奥様が歓声を上げる。えぇ!!!これでたったの1680円!!!そう。安いのである。奥様のオーダーは食べ尽くし膳というメニューであったが、同じような内容なら普通は4000円は払う。
お!私のオーダーも来た(^^♪

カワハギの肝なんて何年ぶりかな(^^♪ちなみその日のそのカワハギくんの時価は1280円でした(^^♪
満足満足に食べ終えてふと見上げた壁\(◎o◎)/!

そうか。なにより、漁協の組合員さんたちが盛り上げてるんだと気が付いた。だから船宿の親父様は、釣り客はウチのベタボリューム定食(目玉焼き定食やらチャーハンやら)で魚が食べたい観光客は食堂の生!とおっしゃったわけだ。
なぁカワハギくん!(^^)!


満足で平塚漁港の食堂さんを出る。
馬入橋に向かうべく上流にむかって相模川沿いを歩きはじめる。
食堂の活気とは裏腹に、静かだ。

湘南大橋を調べる過程で、平塚漁港は第二種にしてはいまいちだとか様々な記述が目に入った。小田原の方が賑やかだよなぁと寂しそうにおっしゃった御老人もおられた。
そう。この辺りは、須賀湊と言った。北条氏の頃から物流の要地としてたいそうに栄えた歴史がある。
と、私が知ったのは、対岸のかながわ名木100選で茅ヶ崎は藤間家のキャラボク様をたずねた時であった。
藤間家の奥様から藤間家の歴史をおうかがいしてまず驚いたのが、藤間家は回船業に携わっていたということであった。観光と行楽と湘南イメージの今の茅ヶ崎の海からは想像もできないような骨太な時代があったという歴史に驚いたのであった。
貨物列車も大型トラックも飛行機も無い時代、相模川は神奈川県の重要な物流路であった。八王子の織物をはじめ流域のあらゆる生産物は平田船で河口の須賀湊に運ばれた。須賀からは千石船で江戸をはじめ各地へと回航された。八軒の回船問屋が軒を並べ、平塚新宿が50軒程度の集落の時代に千軒もの人家が集中した須賀湊はたいそうににぎわったという。
おじさまたちから須賀湊の碑があると聞いていたから寄っていくか。。。
あれ?あれなんだろう(?_?)

神社があるようだな。。。
公衆トイレもバス停も須賀湊である(^^)

港稲荷神社様というのか(^^♪

登ってみる。

わあお\(◎o◎)/!境内から港が見えた\(◎o◎)/!

平塚漁港のことも調べてこなかったから、お話してくださった方々から『しんこう』という言葉が出るたびに(?_?)であった。途中から新港とわかった。

そうか。ここが旧港なんだな。。。いい港だなぁ(^^♪

稲荷神社様をくるりとまわり再び土手に、にぃい\(◎o◎)/!そうか。そりゃそうだ。相模川から港に入るんだから土手は途切れる。当り前だ。。

旧港の周囲道路をくるりとまわって行くしかない。が・・・はなから立ち入り禁止と思いこんでいたが、よくよく見ると、どこにもそんな表示が無い上に遮るような障壁もない。これは(^^♪旧港から行こう(^^♪
階段を降りる。

時間が止まり、けど、時折さざめく。。静かだけど満ちてる。。素晴らしい空間だなぁ(^^♪(^^♪(^^♪

今の方が鯨は飛ぶかもしれない(^^♪

夢うつつの空間から出る。

公園だ。

ん?その先になんかある。。

須賀湊華やかなりしころの記念広場とでもいうのかな?須賀湊の碑もあった(^^♪

さてさて先に行かねば。土手にもどる。

それにしても・・・
須賀湊って、なぜだか不思議にこころが満ちる。
こんなにも素敵な場所なのに釣りの人だけではもったいないなぁという気もする。
バラやらアジサイやらを植えたり美術館やらテーマパークやらぶっ建てたりしなくても、ありのままを工夫するだけでいいのになぁ。。ここは平塚からのバスがたくさんあるし。。。

あ・・・だから平塚漁港の食堂さん繁盛なのか。
あのアイデアは素晴らしかったもんな(^^)(^^)(^^)
さあ!馬入橋!
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