横浜市の新市庁舎は2020年に完成する。
新市庁舎と桜木町駅を結ぶ歩道橋の工事も進んでいる。
この歩道橋が完成すれば横断歩道を渡らずとも空中から桜木町駅へ行ける。
それはそれでけっこうなお話だが・・・
この歩道橋の下には弁天橋が架かる。
明治2年に木造のけた橋として架けられたのが始まり。
明治5年に新橋~横浜(当時の横浜駅は今の桜木町駅)間の鉄道が完成し、この弁天橋は、横浜駅(現桜木町駅)と当時の横浜市の中心地であった本町方面をつなぐ橋だった。
交通量の増大で明治6年に木造のアーチ橋に改修され、明治41年にプレートガーダー橋に架け替えられたが、関東大震災で落橋はしなかったけど被災。昭和3年に復旧した。
その後、昭和51年に架け替えられ改修されながら今に至る。
昭和51年に設置された親柱は、「未来に向かう帆」と名付けられた関根伸夫作品。親柱だけど野外彫刻でもある。4本とも意匠が違う。
この画像は今年2月の撮影。
この親柱はこうなる。
弁天橋からみなとみらい方面の眺めは四季折々の時間帯それぞれになかなかに趣があった。
これからは目の上のなんちゃらのように新しい歩道橋が架かる。
新しい歩道橋からの眺めはどんな風になるのかわからないけど、歩道橋が開通するまではもうこの夜景は見ることができない。
しっかりと目に焼き付けておこう。