とっぷりと日が暮れた松濤美術館。
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「前衛」写真の精神:なんでもないものの変容 瀧口修造・阿部展也・大辻清司・牛賜茂雄
会期は、前期:2023年12月2日~2024年1月8日。後期:2024年1月10日~2月4日。
展示室の撮影は禁止。
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現存する日本人が撮影した最古の写真は、1857年(安政4年)の島津斉彬の肖像写真といわれている。
日本の写真家の先駆者であり商業写真家でもあった下岡蓮杖(1823~1914)は、当初は絵師を志し狩野董川に弟子入りしたが、やがて写真術を志すようになり、通訳ヒュースケンに撮影方法を習ったという。
その後、江戸島津下屋敷でオランダ製の銀板写真を見て更に写真に精進しようと決意したという。
時代はくだり1930年代になると、海外のシュルレアリスムや抽象芸術の影響を受けて日本各地に前衛写真が流行した。東京では、瀧口修造や阿部展也を中心に「前衛写真協会」が設立された。
が、第二次世界大戦でその動きは終息。
けど、敗戦後に再び前衛写真の精神は動き出し、驚異的な経済成長遂げる戦後の日本社会に反応していく。
瀧口修造と阿部展也に強い影響を受けた大辻清司と大辻の桑沢デザイン研究所の教え子の牛賜茂雄が牽引し、数々の名作が生み出された。
(画像はフライヤーより)。
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第1章:1930ー40年代 瀧口修造と阿部展也 前衛写真の台頭と衰退
第2章:1950ー70年代 大辻清司 前衛写真の復活と転調
第3章:1960-80年代 牛賜茂雄 前衛写真のゆくえ
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大辻は、「美でも、情緒でも、精神でもない、ただモノのありよう、姿だけを写真はうつすのです。写真という機械仕掛けは、たいへんな精緻さでモノを描写するとしても、ただそれだけのことであり、それ以上に何をするわけでもありません」と書く。
「とはいえ、たしかに私たちは写真の上に美を見いだし、感情を揺り動かされ、真実に触れる思いも抱きます。だがそれは、写真の機械的モノ描写とは別軸の働きによるのだ、と考えるべきでしょう。」と続ける。
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そういえば、絵画でも音楽でも服飾でもなんでも勃興し一般に普及してくると必ず前衛が出てくる。
そして、前衛の先っぽはあっという間に丸くなるのだ。
そして、また前衛が出てくるのだ。
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カメラはスマホカメラへ。
当初のスマホカメラはとてもじゃないけど見られたもんじゃなかった。100枚撮って100枚ダメだった。
でも最近は100枚撮って数枚は遜色無くなってきた。
使い方や撮り方も様々に色々と出てきた。
そのかわり、高性能カメラ搭載機種はパソコンより高額になっている。
次は生成AIか。
いよいよ本当の意味での未知の領域に行くような気もするし、ヒトが作ってるんだからという気もしないでもない。
最近の私はどんな展覧会の帰りでもそんなことを思ってる気がする。
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