Kちゃんに市ヶ尾の野外彫刻を説明しようとして、私もよくわかってないことに気がついた。
本日は晴天なりで、市ヶ尾におばさんぽ。
「市ヶ尾彫刻のプロムナード整備事業」は、平成4年度の「ふるさと手づくり郷土賞」を受賞している。
この賞は、昭和61年度に創設された国土交通大臣表彰。
神奈川県の昭和61年度受賞は横浜市の夕照橋。
実は、かながわの橋100選で夕照橋を渡ってこんな賞があるんかと私は初めて知ったのだった。
賞のデータでは、神奈川県緑区(今は青葉区)市ヶ尾町1150~1157番地・延長:360m・幅員14m・ボラード、公園、街灯、彫刻7体・古色レンガとなっています。
ん。
東急田園都市線市が尾駅下車。
西口に出る。
今は青葉区だけど、かつては緑区。1994年に緑区が三分割されて都筑区と青葉区が誕生した。
駅から鶴見川に向かう道は、かつてはその先に青葉区役所の仮庁舎があった。
駅前のバス停の向こう側に、市ヶ尾の猫が、いる。今日はトラックが停まっていて見えなかったけど。
「本を読むネコ」。
関孝行・1991年。
けっこうまじめに哲学してる。
鶴見川に向かって歩く。
実はここは電柱がない。やっぱすっきりといい!
ほどなく、市ヶ尾第三公園。
ここには3作品。
これは有名!「イチガオ・スウィング」。
黒川晃彦・1991年。
黒人さんである。ジャズである。
隣に座った時に完成する彫刻という。
不思議な彫刻である。このベンチにはいつも誰か誰か腰掛けてほんとうに幸せそうに寛いでる。。生身の人間ならなかなかにそうはいかないだろう。まずは横に座っていいか否かから考えねばならぬ。そしてその人が気持ちの良い人とは限らない・・・
陽気な黒人さんはもしかしてもはや生身なのかもしれぬ。。。
「ユニコーンのいるバードテーブル」。
中野滋&宮内淳吉&平井一嘉・1991年。
「きら星からにばる」。
中野滋・1991年。
この小さくてとびきり贅沢な公園は、一年中美しい。。
市ヶ尾第三公園を出て下っていくと鶴見川にでる。
谷本人道橋。
渡れば、東名横浜青葉インターチェンジの下のスポーツ広場。
路駐のチャリを市に拉致られて身代金を要求された時に引き取りに行く場所でもある。
鶴見川沿いのサイクリングロードは快適。ちんたらしていると大学駅伝の練習の集団に追い越される。
ま。12号線に引き返し、再び区役所を目指す。
「アリア」。
日高頼子・1991年。
道路はさんでむこうの県緑税事務所の前にもあるが、渡るのがめんどーになってスルー。
246を渡れば、青葉警察署。
区役所が見えてくる。
区民を出迎えるのは「このまちはぼくたちのもの」。
渡辺豊重・1995年。
氏は、画家である。画家らしいにぎやかな色使いが、当時の新区のざわめきを伝える。
「緑の朝」。
中野滋・1986年。
オリーブの枝が希望を感じる。
緑の朝の横を12号線に出る。
喫煙所。
青葉公会堂。
ただいま外壁改修工事中で養生シートにおわれている上に、雲がひとかたまり・・・
ここの彫刻面白いのに。
「FRIENDS」。
本間純・1995年。
むふ♪
駐車場側。
「田園ふあんたじい」。
モザイク・宮内淳吉&彫刻・関孝行。1995年。
ブサかわいい。
1995年~2015年~2030年~物語はどんなふうに展開していくのかな?
今現在の駅から区役所までの徒歩経路を駅に帰る。
坂道を登る。
「市ヶ尾おさかな広場」。
ここには、「Poisson-Paysage」。
フランソワーズ=クザヴィエ・ラランヌ。
近寄ってよくよくながめたかったが、影でひっそりと煙草吸ってる人が・・・
おっさんだが、なんか事情があるんだろう。
おさかなはマジックショーのように浮かぶ。
この広場もマジックショーのようだな。
駅に向かう。
246の歩道橋を渡る。
スロープではなく階段を降りると、目の前がバスロータリー。
「伸びゆく」。
しかし・・・
達筆すぎて作者名が読めない。
おまけにロータリーの真ん中だから近づいていいものやらもわからない。
晴れ晴れとしているんだけどなぁ。
これは、おさかと一緒に宿題。。
ちなみに。
東口の通りもなかなかにいい。
駅ビルはすっかりハロウィンだ。