明日は400年ぶりに木星と土星が大接近するらしい。
見てみたいけど、泥縄で望遠鏡買ってもそもそもいつ頃どっちへ向けていいんだかもわからない。
ニュースや天文ブログで見るのが吉なり。
昼飯後のお茶は今日も中国茶にした。緑茶。安徽省黄山市の太平猴魁。
名前もごついし茶葉もごつい。
ジャンピングポットで淹れる。
味は優しく香りが良い。
甘味はとらやさんの小形羊羹の空の旅。
ここのところ、平凡社スタンダードブックスの野尻抱影著「星は周る」を読んでいる。
私は野尻氏はてっきり天文学系のお方かと思っていたけど、英文学者。大佛次郎氏の兄さんであったのだった。文の巧さにも遺伝ってあるのかな。
野尻氏の生まれたのは明治18年。例えば、氏が居住しておられた桜新町の当時の描写とかは時代を感じる。桜新町に帰るのを「今ごろ東京から帰ってくると」と書いていたりなんかする。東京市の区域拡張で世田谷区が出来たのは昭和7年なのだ。
でも星のことに時代はない。正確にはあるけど時間のスパンが違う。星にとってみたら、明治から令和なんてほんのわずかな一瞬のさらに一瞬のさらさらに一瞬。
クリスマスにはベツレヘムの星。
さて。今日明日の夜は晴れるのかな。
でも、星は夜な気がしているけど、星の運行にヒトの存在はまったく関係ないんだな。
昼間は見えてないだけで、星は周る。
私が死んだら行く星は・・・・・やはりオリオンときめておこうか。
ん。
どんなに空気が汚れた空でもオリオン座は見えるのだ。
私もやっぱりオリオンときめておこうか。