年が明けるとほんの少しだけ夜が短くなってきた気がする。
馬車道から馬車道駅を通り抜けて北仲ブリック&ホワイトへ。
開国した日本が近代化へ突っ走るためのエネルギーとなったひとつが生糸の輸出だった。
北仲ブリック&ホワイトは、生糸検査所倉庫跡地の保存活用開発事業で2020年にオープンした。
地下には当時の建設部材や装飾部材が保存されている。
ここにはBankART1929の拠点のひとつ BankART KAIKOがある。
今回の展覧会はKAIKOの前のKITANAK BRICK&WHITE 歴史広場での17:00~23:00の開催。
ヨルノヨ連携プログラム「開発好明|発泡遺跡」。
会期は2022年12月9日~2023年1月31日。無料。
美術家・開発好明の発泡スチロール遺跡が歴史的建造物の地下に広がる。
「出土品の間」
「武器の間」
「王の間」
「従事者の間」
「食物の間」
「舟の間」
妖しく怪しくシュールでシニカルでどこかユーモラスな夜にしか姿を現さない地下世界。
かな?
自分の曽祖父母あたりが生きた時代はすでに地中にギュウと埋もれ地層となっているのだ。当時の暮らしぶりを知るためには、縄文やら弥生やらと同じように「発掘」するのだ。
あと150年もすれば昭和もそうなる。
今はどんな時代として記録されるんだろ。
とっぷりと暮れた馬車道からイセザキモールへ。
みのや本店さんで菓子を買って帰ってきた。