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今日のころころこころ

2024・11・14 泉屋博古館東京 「オタケインパクト-越堂・竹坡・国観、尾竹三兄弟の日本画アナキズム」。何処までも惑星。

東京メトロ南北線・六本木一丁目駅から屋外エスカレーターで泉屋博古館東京へ。



この気候じゃ住友さんのお庭もなかなかに色付かない。





泉屋博古館東京では「オタケインパクトー越堂・竹坡・国観、尾竹三兄弟の日本画アナキズム」開催中。
会期は、前期は10月19日~11月17日で後期は11月19日~12月15日。

新潟県に生まれた尾竹越堂(1868~1931)、竹坡(1878~1936)、国観(1880~1945)の三兄弟は、明治から昭和にかけて様々な展覧会で成功をおさめ、「展覧会芸術の申し子」として活躍していたが、、竹坡を筆頭にアバンギャルドというか実験的というか、ラディカルな表現を試み、更にはエキセントリックな生き方を貫いたことで、やがては毀損褒貶に晒され、いつの間にか美術史からは消えていった。




展示室の撮影は禁止。
構成は四部構成+特集。
第1章:「タツキの為めの仕事に専念したのです」ーはじまりは応用美術
第2章:「文展(1907年に始まった文部省美術展覧会)は広告場」ー展覧会という乗り物に乗って
第3章:「捲土重来の勢を以て爆発している」ー三兄弟の日本画アナキズム
第4章:「何処までも惑星」:キリンジの光芒
特集:清く遊ぶー尾竹三兄弟と住友(住友家第15代当主・春翠)

見応えあった。
特に大正9年に描かれた「太陽の熱」「星の冷え」「月の潤い」は、現代、もしかしたら、現在、だ。

尾竹長男が生まれたのは明治元年。三男だって明治13年。確かに新しい風はものすごい風速で吹き付けてきたけど、それでもまだまだ江戸時代を引きずっている頃に、これはスキャンダルと言えるほどのインパクトだっただろう。
ん。
色々と思いめぐらしながら美術館を出たのだった。




コメント一覧

kinntilyann
ほんとにわお!!!
でした(⁠^⁠^⁠)/
行くのだ(⁠^⁠^⁠)v
明治〜大正ってすげー時代です。
和魂洋才というのは簡単だけど、和魂という土台があっての洋才。
私も若者はいつの時代もと思いたいです!
yamanekohotaru
わお! というべき三人ですね。
全く存じ上げなかった。
素晴らしい前衛ぶりですね。

彼らのような熱量のある人々を生み出す日本は凄い。
私は今でも若い人の中にそういう人がいる、と信じています。
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