横浜市民ギャラリーあざみ野はエントランスの小さなスペースに「ショーケースギャラリー」を設置している。
1月7日~3月19日まで「シリーズ陶の表現 茂田真史展」。
茂田真史は東京藝術大学大学院で陶芸を学んだ後に2018年から野焼きによる土器制作に取り組んでいるという。
テーマは「制作における理性と野性」。
野焼きによる陶の制作は珍しい試みではないけど、縄文からインスパイアされた惹かれる造形だ。とか思って眺めていたら、なんかこの展示のワークショップがあるらしいと知った。
一度でいいから野焼きによる土器制作を体験してみたかったから、さっそくに応募。
本日は、茂田真史を講師にむかえてのワークショップ「土の表情を活かした土器づくり」。
持ち物はエプロンと弁当だけ。
粘土は講師が調合し練ったものがすでにラップに包まれて道具と一緒に置かれていた。
まずは講師による説明から。
ん。
講師の粘土を丸める手さばきを見ただけで、こりゃ難度高いな。
あんなに綺麗におむすび型になんかできやしないぞ私は。
まずは土器の底をつくる。
ひも状にした粘土を内側に回してなじませるを繰り返していく。
先生はいとも簡単に華麗に成形していくけど、いざ自分で始めると難しい。かなり難しい。
昼飯はさんでひたすらに悪戦苦闘。
ふと隣のおにいさんを見たら、わ!「じょもにゃん」じゃん!!!
器の他にじょもにゃんまでつくっていたんだ。
昼飯をご一緒したおじさまは、わ!仮面じゃん!!!
陶芸をされてるというおじさまは、さすがだ。完成度高い!
実験考古学というわけではないから、皆さま様々な表現方法を自由に模索する。
私も悲惨ながらなんとか時間内にできた。
横浜市民ギャラリーあざみ野には野焼きをする場所が無いので、電気窯で焼くそうな。
ああすればよかったこうすればよかったと反省だらけだけど、仕上がりはやっぱり楽しみ。
それにしても縄文人はすごかった。
それにしても縄文人は謎。
朝は快晴だったのだけどすっかりと曇ってしまった道を駅へと歩いた。