昨日は東京都庭園美術館の庭園能を鑑賞してから山手線で目黒から新橋へ。
銀座の伊勢由ビルの2階にある小さなギャラリーWada Fine Arts | Y++へ。
「照沼敦朗個展-セイメイノカイテンー」。
会期は11月14日~30日。
照沼敦朗(1983~)は、第14回岡本太郎現代芸術賞特別賞などを受賞する、視覚、見える/見えないことに関する作品を、アニメーションを中心に絵画や立体で製作するアーティスト。
作品には「ミエテルノゾム」という自身の分身的キャラクターと、相反する「ミエナイノゾミ」というキャラクターが登場し、片目に不思議なレンズを付けてそのレンズを通して現代社会を見ている。
今回はデパートをテーマにしたという。
照沼はデパートが大好きだけど、やがてデパートは消える日が来る気がしている。
まいばすけっとのようなタイプの店は実店舗が残るかもしれないけど、それ以外はネット通販になり、実店舗で買い物をする経験をしたことの無い人たちばかりになる気がしている。
そんなネット通販しか知らない人たちが、実店舗のしかもデパートのような様々な商品があるような場所で生まれて初めて買い物をしたとしたら?
を、作品にしている。
ん・・・
照沼が私の年になる頃の銀座ってどうなってんだろなと思いながら、ギャラリーを出る。