今日は晴れたり今にも降り出しそうだったりな空模様。
アメリカ山公園は白いハナミズキが咲く。
八重桜花盛り。
つるバラは早い。
モッコウバラ花盛り。
ピエール・ド・ロンサールが一輪二輪。
チューリップはそろそろ終わりかな。
港の見える丘公園のイングリッシュローズの庭のバラはまだまだこれから。
山手111番館にはフジが咲く。
沈床花壇のバラもこれから。
大佛次郎記念館から神奈川近代文学館へ。
生誕110年吉田健一展ー文學の樂み。
会期は4月2日~5月22日。
文学にはあんまり興味がない上に吉田健一氏のこともよく知らない。確か吉田茂氏の長男。
でも、あちこちに貼られているこの展覧会ポスターの「我々は何かを求めて本を讀みはしない。ただ讀んだ後でそれが本と呼ぶに價するものならば或ることに出會つた感じがする。」に妙にひかれた。
何かを求めるから図書館や本屋さんに行ったりAmazonを検索するのであって、とか思いながら見始めたのだけど、そうだ、それはハウツー本だ。
一方で、「優れた作品であればあるほど人がこれを読むのだといふことをはっきり意識して書いてある。一流の文学の仕事をする人間が自分の作品に対する一番厳しい読者だからである。」とも書いている。
ん・・・
吉田健一氏は1912年に生まれ1977年に没している。
手のひらサイズの液晶さえあれば誰でも気軽になんの鍛錬を経なくても自己表現を世界に発信できる時代。
ビジュアル全盛で文字は#に続く記号になりつつある時代。
そんな時代が来るなんて想像すらしたことなかっただろうな。
氏とは限らないけど、今を生きていたらこの知性はどんな風に切り取るんだろとと思うことが多くなったのは年のせいか。
ま。
山手本通りも新緑と八重桜。
ラ・テイエールさんで茶葉買って山下公園の前を歩けばイチョウも新緑。