今日も暑い。
沖縄・奄美地方が梅雨入りしたという。
横浜の花も少しずつバラからアジサイへ。
県立神奈川近代文学館へ。
「生誕120年 没後60年 小津安二郎展」。
会期は4月1日~5月28日。
小津安二郎(1903年~1963年)は、日本を代表する映画監督のひとり。
日本の文化や社会事情を背景に、家族の日常や人生の悲哀などを、練り上げた脚本と独自の撮影技法によって、細部にまでこだわり表現した。
「小津調」は国境や世代を越えて今なお評価され続けている。
なんて知ったようなことを並べたのだけど、実はこの間本当に恥ずかしかったのだった。
小津監督が愛人さんとこに来た時によく使った料理屋と言われて、小津監督って独身でしたよね。愛人も妾もないじゃないですか。なんて、ゴシップっぽいことは知っているのに、肝心の作品は、あ~命短し恋せよ乙女ですよね。志村喬さんってすごい俳優さんでしたよね!と知ったかぶりして、それって生きる!黒澤明!と返されてしまった。
あまり映画をみない私の頭の中は、黒澤明に新藤兼人に小津安二郎にごったまぜになっていたのであった。
反省。
で、小津安二郎展。
展示室は撮影禁止。
世界のOZU
プロローグ:活動写真へのあこがれ
第1部:映画の世界へ
第2部:小津安二郎の戦争
第3部:芸術のことは自分に従う
ものすごく有名だけど私のように漠然となんとなくという人も多いのかもしれない。ワークシートと鉛筆が用意されていて、クイズ感覚でわかりやすく展示をまわることができた。
今度ちゃんと作品をみてみよう。
まずは東京物語かな。
それにしても小津監督って色んな意味でカッコいいお方だったんだな。
ーはゝと子の世帯久しきこの夏も北鎌倉に夕蝉をきくー
か。