ただいま母は四回目の圧迫骨折リハビリ入院中。
今回の入院騒ぎ前から、足は70歳だけど腰は100歳と医者から注意を受けていた84歳。
去年3回目の圧迫骨折で入院したにもかかわらず、足は70歳は頭にあっても腰100歳は見て見ぬふりで、もはやこじらした趣味としか言い様のない農作業を続けるつもりでいた。
けどもう毎年毎年圧迫骨折での入院騒ぎは勘弁してほしいし、ほんとに歩けなくなる。
親子で罵り合いの喧嘩しながら、今年は田んぼも菜園も大幅に縮小するということで合意した。
田んぼは、母が散歩がてら行って、友達もいて、一番楽に水管理ができて、毎年稲刈りは大農家さんにお願いしていて自分たちは何もしない田んぼだけにした。
菜園は、二枚あるのだけど、狭い方だけにして、少し何か植えるだけとした。大きい方の菜園は何も植えずに更に柿と胡桃の大木を切り倒して私たちが管理しやすいように段取りした。
ところが、私たちが育苗箱に籾を蒔いて田んぼの苗代に設置した時点で、何も農作業はしてないし家事もしてないはずの母なのに四回の圧迫骨折。
今回はいままでと違って二週間では回復せずに系列のリハビリテーション病院へと転院となった。
その時点で、育苗箱を全て破棄して田んぼは中止にした。
それでも田んぼの畦と菜園の草刈りだけはせねばならぬ。
今日はその草刈りをお願いした。
午後から菜園の草刈り。
雑草が目一杯に伸び放題なのは想定内だったけど、え?これって雑草じゃないよな?!?
ジャガイモだ!!!
ビーバーの音を聞きながら慌てて収穫。
まだ小さくてほんとはもっと先の収穫の方がいいんだろうけど仕方ない。
それにしても、あれほど大きな菜園の方には何も植えないと約束したはずなのに、いったいいつの間にジャガイモ植えていたんだよ・・・
ネギどうする?との声の方を見たら、ネギ・・・
いったいいつの間に・・・
四回目の圧迫骨折には理由があったのね。私の前では何もしてないふりをしていただけだったんだ。
草刈りが終わり、トラクターで耕運してすっきりとした菜園に一本だけ残ってる柿の木を、絵になるもんだなぁとかわけのわからぬことを思いながらしばし眺めていた。
ま。
とれたての新じゃがだ。
キタアカリなんだか男爵なんだかなんだかわかんないけど、茹でてバターをからめただけでご馳走。
かあちゃんごめんね。私たちだけ食べちゃって。
ありがとう。
明日はタオルケットと大判バスタオルを病院に持っていくからちっちゃいの一個だけしのばせておこうかな。