里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

レタス類3種を穫り続ける

2024年12月26日 | 畑:葉菜類

レタス類はサニーレタス、グリーンリーフレタスそして玉レタスの3種作っています。。
何れも冷蔵庫の野菜室で芽出しした後9月早々に直播きしました。
今年は何れも発芽、生育とも良好です。
凍害を防止するため12月半ばから不織布をべた掛けしています。


これがサニーレタス。


10月20日頃から間引きを兼ね収穫を開始し、穫り続けています。
不織布を掛ける前にかなり強い霜が降りたものの問題はありません。


異常な暖冬だった昨年と違い今年は気温が低いですが、これが普通でしょう。
サニーレタスは凍害を受けると葉が変色してシンナリしてきます。
急激な低温に逢うのが一番悪く、徐々に気温が下がる分には次第に抵抗性が付いてくるようです。
大株になり、茎が少し伸び出しました。


収穫するたびに隙間が埋まってくるため、未だ全体が覆われています。
茎が伸びたものは茎を少し切り下葉を整理すれば問題なく利用できます。
1株でボリューム十分になりました。


これがグリーンリーフレタス。


こちらも凍害は受けていません。


若干葉先が黄ばんできました。これが低温に逢った症状です。
しかし、低温そのものには3種の中では一番強い。
やはり大株になっています。穫るたびに葉が広がるので隙間はすぐ埋まってしまいます。
サニーレタスのようには茎はあまり伸びません。


但し、次第に葉が硬くなり食感が悪くなります。その時は下葉を整理します。
やはり1株で十分なボリューム。これはあまり硬くないようです。


玉レタス。


品種は「ノーブルSP」。
11月末から穫り始めました。
当地では晩限に近い種播きなので、今でも完全結球したものから半結球のものまで混在しています。
全ての株が完全結球するのは難しいでしょう。
それでも個数は十分で次第に結球は進んでおり支障はありません。


穫り頃の玉レタスが多くなってきました。


穫ってみます。ちょうど手頃の大きさになっています。


玉レタスは一番凍害を受けやすい。リーフレタスに比べると葉の水分が多いからです。
ほんの僅かながら凍害の症状が見えます。連続して凍るようになればダメージを受けます。
リーフレタスは作りやすく気楽でいいのですが、郎党の中には玉レタスに限るという人間がいます。
この水分の多い食感を好むと言うことなのでしょう。


シュンギクは不織布のトンネル掛けで未だ旺盛

2024年12月25日 | 畑:葉菜類

シュンギクは摘み取りの最盛が続いています。
品種は「中葉春菊」。
種播きは9月17日。10月半ば過ぎから抜き取り収穫を開始ししました。
その後摘み取り栽培に移行し、主枝、側枝(わき芽)と穫り続けています。
今年は暖冬だった昨年と違い冷え込んでいるので、少々早い今月早々から不織布をトンネル掛けしました。
冷え込んでいるとは言ってもこれが通常で昨年が異常でした。
日本海側はかなりの降雪量になっている所もあるようですが、当地は未だ積雪ゼロ。雨も降らず異常乾燥の状態です。



早すぎるトンネル掛けは収穫が追いつかないと茂りすぎるので微妙ではあります。」
実際、その通りすこぶる旺盛になっています。


但し、シュンギクは強い霜が降りれば凍害を起こしてしまいます。
すでにかなり収穫していますが、伸びるのが早くこのようになっています。
今年は主枝(親茎)を4芽残して摘んでいるものが多く、茂っている要因かもしれません。
それでも徒長はしているわけではなく、しっかりした側枝(わき芽)が伸びています。
側枝は初めのうちは横に伸びますが、次第に立ってきます。
その側枝を長さが20~25㎝くらいになったところから順次摘み取ります。
茂って伸びているこの辺りを収穫してみます。


この株の伸びている側枝(わき芽)を2芽くらい残して切ってみます。


根元に近づいてみると、右の1本はすでに収穫が終わっています。残り3本を切ります。


収穫後。中心は主枝の切り跡。すでにわき芽が伸びており、これが孫茎になります。


しっかりした側枝が穫れました。


別の株で。
これは上下2本の側枝は収穫済みです。左右の2本を2芽残しで切ります。


収穫後。すでに切られていた側枝からはわき芽(孫)が大分伸びています。


2本でもボリューム十分です。


周辺を少し纏めて切ったので、穫ったのが分かりやすいと思います。


茎の細い軟弱徒長したシュンギクは鮮度が落ちやすく品質がよくないとされます。
数株で茎のしっかりしたボリュームのあるシュンギクが穫れました。


当地の露地栽培ではこの後、孫茎まで穫るのはなかなか難しい。
昔はハウスで作っていたので冬期間ずっと穫っていましたが、不織布のトンネル掛けでは長くは持ちません。



水墨画「ポインセチア」

2024年12月24日 | 水墨画:草花
本画仙 色紙


今日はクリスマス・イブ。
クリスマスといっても、今や特別な事もなく代わり映えのしない日常です。
クリスマスで連想する花と言えば、まず挙げられるのはポインセチア。
11月中から生花店にはポインセチアの鉢物が沢山並びます。
ポインセチアには白やピンクなどもありますが、やはりイメージは赤。
中心には何個かの小さな粒状のものがあります。実はこれがポインセチアの花なのでした。
そして、その周りに苞と呼ばれる赤い葉、下に行くほどに緑の葉になります。
この時期、これまでも描いていますが、再び描いてみました。
敢えて色は使わず水墨で、濃墨ほど濃い赤としての表現のつもりでした。
残念ながら意図したようにはならず、葉脈も強くなりすぎたようです。

さて、この時期なるとクリスマスソングが流れます。
ブログ上にも多くのクリスマスソングが投稿されることでしょう。水墨画がイマイチだったので、小生もアップしてみました。

ベンチャーズ 「フェリス・ナヴィダ(クリスマスおめでとう)」

「クリスマス・ジョイ」

ダイコンとニンジンの冬囲い

2024年12月23日 | 畑:根菜類

ダイコンとニンジンの冬囲いをしました。
今年のダイコンは大まかに秋ダイコンと冬ダイコンの2回に播いています。
品種は何れもタキイ種苗の「耐病総太り」。
秋ダイコンは10月末から穫り始め出来は良好でほぼ終了です。
冬ダイコンは9月9日の種播き。大きくなりすぎる傾向があるのでゆっくりと播きました。
昔なら当地では晩限ギリギリと言ったところですが、温暖化が進みこのくらいで丁度のようです。
順調に生育し、揃いも良さそうに見えます。


ダイコンは穫り遅れたり大きく育ちすぎればス入りが問題になります。
しかし、「耐病総太り」は味良し姿良しに加えス入りに断然強いことが最大の長所です。
但し、根が地上部に半分近く出ているので、酷寒では傷んでしまいます。
それでも葉が大きく垂れているため多少の氷点下は大丈夫。


しかし、ー4、5℃に下がるようになると凍害を受けやすくなります。
そこでここから1ヶ月以上貯蔵するために冬囲いをします。
半数はそのまま畑に置き、半数を冬囲いにすることにしました。
まず冬囲いにするダイコンを抜き取ります。今年は長大にならず手頃な大きさになりました。


冬囲いは葉を付けたままと葉を切ったもの二つの方法で行います。
冬囲いする畑の端に運びます。場所は水はけの良いところを選びます。


このあたりから太陽が見えるのに時折風雪になりました。
ダイコンの葉を付けたまま囲う方法。
土を掘りあげ、ダイコンを斜めにして稲わらを挟みます。


さらにダイコンを重ねて稲わらで覆い土を埋め戻します。


葉が付いたままなので、瑞々しく新鮮さが保たれます。
しかし、少々面倒で嵩張ります。
ダイコンの葉を落として囲う方法は甚だ簡単。
土を掘りあげ、葉を切ったダイコンを埋め稲わらを掛けて土を戻すだけです。
取り出し始めのところに目印を付けておきます。


春先まで囲うことが多く、貯蔵期間が長くなるほど肌は悪くなってきます。
これはしょうがないことです。葉付きのダイコンの方から先に消費します。
半数は畑に残したままなので、まずはこちらから消費します。


ニンジンも秋ニンジンと冬ニンジンの2回に播いています。
品種はいずれもトーホク種苗の「黒田5寸陽彩」。
秋ニンジンは10月20日頃から穫り始めましたが、太りがいまいちで不調。
それでも数が多く、ようやくほぼ穫り終えたところです。
これが冬ニンジンで、まだ手つかずです。


種播きが8月10日。バラ播きし間引きを3回ほどしています。
若干茂りすぎの感じですが、良さそうに見えます。


一方向からざっと半分ほどを引き抜き冬囲いに回します。


ニンジンは根が土中に入っているため凍害を受けることはあまりありません
但し、長く放置すれば根が割れやすくなり、葉も傷んできます。
また、厳寒期には冬囲いした方が取り出しやすいので一定量を囲います。
多めに囲う方がベターながら面倒でもあり、良いものを7、80本囲うことにしました。
引き抜いたもののうち小さいものなどは当面使うよう袋に入れ中に取り込みました。


冬ニンジンはまずまずの太りになりました。畑に置いたものはまだ太る余地があります。
冬囲いするニンジンを運びます。


ニンジンを取り出すときに容易なよう10本くらいずつ束ねておきます。
ダイコンと同様に、土を掘り上げ、葉を付けたまま稲わらを挟み土を戻します。


半数は畑に残したままにします。


まずはこちらから消費しますが、当分は袋に詰めたもので間に合います。

干し柿づくり'24~贈答品を作る

2024年12月22日 | 干し柿づくり

干し柿の贈答品を作りました。
今年は殆どが大玉だったので遅れると思いましたが、想定以上に乾燥が順調に進みました。
したがって、贈答も思いのほか早くできることになりました。
本来なら白粉を吹かせたころ柿の方が良いのですが、今はあんぽ柿の段階で早めに贈るようにしています。
近くの親しい方には縄付きをそのまま届けます。
遠方の親戚、知人あてには箱に詰め宅配にします。
昔は数十個贈ることありましたが、今は20個程度で勘弁願っています。
お互い負担にもなってきたので、正直そろそろ止め時かと感じてもいます。
何はともあれ今年は例年のように姿の良いものを選別し、体裁を整えて箱詰めにします。
今年は横吊りにしているものどれを取っても大玉なので作りやすい。


いつまでも空気に晒し続けると硬くなってくるので、紙で覆いを始めました。


まず25個詰めにしてみましたが、若干重なるようになりました。


大玉揃いと言いながらも大小はあるので揃える必要はあります。今年としては標準的なサイズ。
といってもすべて大玉なので、十分ボリューム感はあります。


照明の関係か若干実物とは違う感じに写っています。実際はもう少しオレンジっぽい感じです。
2、3日置いただけで少し感じが変わっています。白粉が薄らと吹いてきました。


少し盛り上がるくらいになってしまいました。潰れるのが少々心配ですが、良しとしましょう。
もう一つ作ります。


こちらは特大玉主体に20個詰めにしました。ボリュームは申し分なし。


これで白粉が吹けばもっと見栄えがするはずです。
すでに白粉が吹き始めているので届いた後に何日か置いてもらえばころ柿風になってくるはずです。


もっとも、当地方では殆どあんぽ柿の状態で出回るので、白粉の回らないのが普通になっています。
我が家でこのくらいのサイズを揃えるのはなかなか大変。来年も期待されると困るのですが。
昔はもう少し白粉が回ってから贈っていました。それだと年末ギリギリになりやすい。
早めに送った方が気が楽です。
助っ人は1週間くらい置いて白粉が回ったところで送るそうです。
特大玉と思われる干し柿を取ってみました。


薄ら白粉が吹いてきたのが分かります。
ボリューム満点で、小生には一度では少々多すぎるくらいです。


今年は安心して贈答できる干し柿になりました。