神奈川県庁本庁舎の屋上から眺めると、本町通りから港郵便局前交差点を日本大通りに曲がるのに沿うように、横浜市認定歴史的建造物・旧横浜市外電話局と横浜市認定歴史的建造物・横浜情報文化センター(旧横浜商工奨励館)とKN日本大通ビルが並ぶのが見える。
横浜情報文化センターの日本大通り側の並びのKN日本大通ビル(旧三井物産横浜ビル)の1号ビルは、日本国初の鉄筋コンクリート造ビル。
所在地・中区日本大通14
建築年代・1号ビル:明治44年、2号ビル:昭和2年
構造規模・RC造4階、地下1階
設計施工・設計:遠藤於菟(ビルのプレートによれば遠藤於菟と酒井裕之助となっている)、施工:1号ビルは直営(三井物産の営繕課とか建築課みたいなの??それとも三井建設のこと???)2号ビルは不詳
それにしても、ああだから街路樹がある通りのビルの写真は全部冬なんだな。
街路樹がこんもりとで写真がクソ下手なのでわかりにくい上に、どっからどうみてもひとつのビルにしかみえないけど、実は2期に渡って建築された。
1号ビルは、向かって右側。これが西洋から遅れることたった数年の日本国初の鉄筋コンクリート造ビル。
謎の煙突状のなにやらが立っている方。
正面玄関は1号ビルと2号ビルのつなぎ。
2号ビルは16年後の増築だが、どうみても、やっぱ同時期に建てたとしかみえない。。
建築から100年以上経過してなお様々なオフィスが入る現役はほんとうにほんとうにすごい!!!
1階のテナントはギャラリー。
ここにはなんと!金庫が残っている!
そしてエレベーター!なんて素敵なんだろう。
口をあんぐりあけて見惚れる私のまぬけ顔は警備室の監視カメラでドアップだっただろうな。
それにしても、木と紙の家に住んでいて黒船にびっくら仰天してから時の天皇が存命中にこれだけの建物を造った明治の人々は、すごかったなぁ。
もしかして退化してるんじゃないだろうかとすら思う。
それにしても、あの煙突状のあれはなんなのだろう(?_?)
2016・12・9の画像追加。