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今日のころころこころ

2023・5・16 時々訪ねたくなる新山下貯木場閘門

世の中は日進月歩。
昨日の価値感は今日はもう通用しない。
今日の価値感は明日はもう通用しない。
今更最先端を走るではなし、迷惑をかけない程度についていければいいやと思ってはいるのだけど、時々空恐ろしくなることもある。
バラが盛りの港の見える丘公園。
フランス山を下ってメガドンキさんの方に行く。
観光エリア横浜から市民が普通に暮らす横浜へ。







運河を渡る。
新開橋からは霞橋が見える。
霞橋は旧江ヶ崎跨線橋を移設した。
下流側にはショッピングモール。
新開橋を渡って首都高の下。



アウトドア用品のモンベルさんがある。


その先に忽然と現れる閘門。

新山下貯木場閘門。
かつて横浜にも水面貯木のための貯木場があったのだ。
水面貯木は港に集まる原木の管理に使われる方法。
切り出された原木は大きく重い。
でも、海水に浮かべて扱えば鳶口ひとつで軽々と扱えるのだ。
おまけに水の中においておけば原木を腐らせることなく何年も保管できる。
横浜港の横浜市営貯木場は、1923年(大正12年)1月の新山下運河沿い山手町地先の32.2haの埋立竣工から始まった。
1933年(昭和8年)12月保管堀9.8ha、筏だまり6.3haの新山下貯木場が完成した。
その後横浜港の原木輸入は激増し昭和40年代にピークを迎えたのであったのだけど、製材輸入が増えるにつれ原木輸入は減っていき、昭和50年代後半にその役割を終えた。
その貯木場内の水位を潮の干満に関係なく一定に保つために2基の閘門が設置された。
横浜市唯一の閘門ということもあったのかな。
貯木場がその役割を終え記念碑とバス停名にだけ残る時代になったけど、閘門はそのままそこにある。
もう二度と閘門として使われることなどあろうはずもないのに。




哀れな姿と言えば言えるのに眺めていると安定と威厳を感じる。
なんでだろ?
不思議だ。





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