三浦半島の最南端は城ヶ島。
島の東半分はかつて砲台の跡地を利用した神奈川県立城ヶ島公園となっている。
島の東端の安房崎に建つ安房埼灯台。
初代は波打ち際に建ち1962年(昭和37年)初点灯した。
高さ約11m、水面からの灯光まで13m。4秒毎に白色単閃。光達距離7・0海里。
なんでも昔がよかったというのは老化現象のひとつであるけど、それでもやっぱり海の中で毅然と船舶の安全を守るの姿は神々しくすらあった。
けどその立地から老朽化著しく建て替えが決まり、二代目は背後地のピクニック広場に新築され、2020年(令和2年)3月8日に運用が始まった。
スイセン咲く県立城ヶ島公園。
二代目安房埼灯台へ。
安房埼灯台の名前は、東京湾をはさんで安房国をのぞむことから付けられた。
初代への道は細かったけど、二代目への道は整備された遊歩道。
デザインは公募。
とんがり屋根。下部からワサビ色から白へとグラデーションに塗られている。畑から海が見える三浦市のイメージだそうだ。
LED灯は初代のを再利用したから基本的な機能に変化はない。
公衆トイレも自販機もある。
展望台からは富士山も見える。
初代の跡地も見える。
つい感情移入しちゃうけど、安全は安全でないと守れないものだ。