三浦半島最古の神社といわれ、いにしえの磐座信仰を今に伝える三浦半島最古の神社があると知ってたずねたのは2015年の12月。
もう一度と思いながらなかなか機会がなかったのだけど、昼飯を食べ終わって浦賀へ行こうと横須賀中央駅で何気なく時刻検索していたら、おや?京急大津駅から歩けるのか。4年前は確か京急久里浜駅からバスで行ったんだ。バス停の上が安房口神社さまでものすごく楽だった。
京急大津駅に降りるのは初めて。
お稲荷さまが先住されていたのかな。
スマホのナビで歩き出す。
踏切を渡った公園は「大津おりょうさん公園」というらしい。
おりょうさんとは坂本龍馬氏の奥さん。
墓もあるようだ。
郵便ポストの上には仲睦まじく龍馬とおりょう。
いやそのケチをつけるつもりではないけど、ヘアーサロンヨシダの店主殿のレクチャーによれば、龍馬氏亡き後に横須賀に流れ着いたおりょうさんが大津町の西村松兵衛さんと再婚したのは明治8年。その後30年を過ごし横須賀で65年の生涯を閉じたという。
つまりは西村さんとの生活の方がはるかに長かったわけで、これでは西村さんがねぇ。ま。
お!古墳があるのか。
このあたりから急な上り坂。
上り切ればいきなり団地。
また坂。
ん?どうやら夜景の撮影スポットらしい。
坂を下りまた団地。
このルートは二度と通るまい。ヘロヘロで到着。
くるりと回れば、見覚えのあるバス停。
安房口神社さまの創建等は不詳。
安房国洲崎大明神に竜宮から献上された二つの石のひとつが関東鎮護のためにこの場所に飛んできたという。
ご神体は磐座。
拝殿も本殿も無い。
鳥居も狛犬氏も後からのもの。
今は厳重に囲われているご神体。
4年前の私は妄想たくましく、もしかして幻の湘南火山帯と関係ありか?と推測したのだけど、写真を見た地質学の先生から火山とはなんの関係もありません。新しいです。とあっさりと言われてムハハ。。
そういうことはともかくも、ここに来ると心も体も清々しくなる。
拝殿も本殿も劣化する。劣化したまま時が過ぎると何やら不気味になる。
岩や木は時を経て劣化していっても自然のありようそのままに安らぐ。
ここは古東海道の房総への交通の要所だったという。日本武尊が戦勝祈願したという。
今は団地造成で何が何だかわからなくなってるけど、森戸から木古庭を抜けてここから走水へと出たのかな?
京急大津駅に戻ればすんなりと浦賀駅なのだけど、歩く気力失せてバスで京急久里浜駅へ。やりなおし(^^;