特に理由はないのだけど、近くに行ったら寄りたい場所ってある。
小田原市の小田原用水(早川上水)もそのひとつ。
国道一号線の上板橋バス停の先に取水口がある。
一昨日は快晴だった上に豊漁だったようで「鮎持っていくかい!」と釣りのお兄さまたちご機嫌。
河原に降りて取入口へ。
早川は、箱根の芦ノ湖を水源として相模湾へそそぐ二級河川。
小田原用水(早川上水)は、早川から小田原城下へ水を引いた上水道。
正確な時期は不明だけど、北条氏康の時代にはすでに存在したとの文献があるから、造ったのは早雲かもしれないし氏綱かもしれないし氏康かもしれない。
いずれにせよ、日本最古の上水道といわれている。
激流の早川から穏やかに取り入れられる水。
ここからご城下へと流れる。
今では飲料水に使ってないのはもちろん大半が暗渠となっているけど、箱根板橋付近ではそこかしこで見ることができる。
今は小田原城のお堀がゴールのようだ。
小田原用水(早川上水)と書いている。
用水の用途は多様。
上水の用途は飲用。
日本最古の上水道なれば、早川上水あるいは小田原上水ということなのかな。
それにしても、重機とかの機械が何にもない時代にあの早川の激しい流れからどうやって取水口を造ったんだろ?
そうして、どうやってご城下へと導いたのかな?
ただただすごいや!と思うのである。