一昨日は雨だったけど志賀高原へ行っていた。
今年の紅葉は紅葉せずに落葉する木が多いせいかどこか茶色っぽい。
いつものように信州大学志賀自然教育園へ寄って、ギョとした。
長池が干上がってきているじゃないか???
志賀高原の湖沼は太古の火山活動でできた。
一沼は爆裂火口湖。長池は溶岩流凹地。
観光地化が進むにつれて人の手が加わってくるなかで、長池は太古の面影を保つ。
入ってくる水は雪と雨と地下水。
出て行くのは蒸発だけ。
こんなに水が無くなってきてるのは初めて見た。
冬は雪が少なかった。雨も少なかった。
このまま今冬も来春来夏も同じなら、まさかとは思うけど、消滅の危機となるのだろうか?
ん?
どっかで見た?
探したら、鳥海山の鳥海湖だ。
干上がってきているようには見えるけど、乾いているわけではない。足を踏み込めばズブズブと沈む。
何十万年の間にはこんなこともあったのかもしれないし、なかったかもしれない。
と思いながら、外界へ降りたのだった。