無知の知

ほたるぶくろの日記

掃除納めの小晦日(こつごもり)

2024-12-30 16:47:06 | 日記
この年末はあちこち掃除しました。

今日もリストに上げていた掃除・片付けをしました。
計画して、12月初めからずっと掃除をしてきました。

昨年は実父のことで忙しかったので、年末は力尽きておりました。
今年も実家の片付けなどもあって体力が心配だったので、
11月にはリストを作って12月から手をつけました。

それこそ大分やっていなかったところもあって、
どうなるかな、と思いましたが、存外無事に終わりました。



明日は朝から煮物の予定。
昼頃から少し用事があって、夕方にまた再開。
お正月用に少し作ります。

明日の夕方からはもう年越し。
もう、大きな報道のないことを祈ります。





年の瀬近くの東京駅

2024-12-29 17:13:11 | 日記
今日はちょっとお正月用の買い物に出かけました。
有楽町、東京駅辺りに行ったのですけど、すごい人でした。
大きなスーツケースを伴っての人が多い。
当然ですが。

思いの外時間と体力が要って、今日は大掃除はお休み。
あとは割合細かい掃除なので明日で十分。


夕焼けが美しい。東京は今日もカラカラ。

2024年がもう直ぐ終わります。

近しい人にメールやラインを送って近況を尋ね、
「良いお年を」
と声をかけるのが年賀状の代わりになりつつあります。
もはや年賀状よりもこの形の方が
より身近なのに連絡を取り難い人々との良い絆の確かめ方になっています。

先日大学の友人たちと会った際に、「年賀状はもうなしで」
と確認しました。
ラインで繋がっているからいいよね。
というのが共通認識。

私は4年前に年賀状は終わりにしました。

インターネットの普及とコロナで
実際のもののやり取り(手紙やハガキを含む)は止めることに。
エコですし、何よりも人手が要らない。

奴隷労働をなくすことがITの目指すところ。
人間が人間らしく働くためにITがあるのであって、
AIが全ての人間の仕事を取るなどあり得ない。

恐れることはないと思います。
人手が足りないところはどんどん人工知能(AI)とロボットに頑張ってもらいましょう。
発電のプライベート化が重要。
小規模の発電がもっと普及すると良いなと思います。

さて、あと2024年も2日。
災害から始まった今年。
もう直ぐ暮れていきます。










志村ふくみ100歳記念

2024-12-28 16:46:42 | 日記
今日は午後に予定があるので、午前中から大倉集古館へ。
私はここは初めてです。


二階のバルコニー 内部のこて絵も素晴らしいのですが、写真撮影が憚られて残念。

以前の展示棟は関東大震災の際に壊滅的な被害を受けました。
その後、伊東忠太博士による耐震耐火の陳列館を建設し、
それが現存するこの建物。

ちょっと大陸風ですが、隅々の装飾が趣のある建物で、
十分に日本の建築といえましょう。

伊藤忠太博士は『平安神宮』、『築地本願寺』、『湯島聖堂』などでも知られています。
ずっしりとした重厚さと斬新さ、どこか異邦を感じさせるギリギリの和風。
いずれも大正から昭和の間の空気を纏った建築です。


さて、展示のほう。
人間国宝・志村ふくみさんは自然素材を用いての染色と紬織作家。
作品の着物も素晴らしい発色と色の組み合わせで、十分に見応えがあります。

しかし、私には、作品の脇に添えられた志村さんのその折々の言葉、
その頃の状況の説明などに興味を持ちました。

ある種の巫女のような感性をお持ちの方のように見えます。

果たして、石牟礼道子さんとの出会い、交流の話が出て、
ああ、やっぱりと一人納得。
石牟礼さんの新作能「沖宮」の衣裳を手掛け、公演を行ったとありました。

志村さんはある時から和歌や平安文学など古典にも興味をもたれたそうで、
源氏物語に材を取った作品もありました。
若い時から能にも興味を持たれていたようですから、
石牟礼さんのとの「沖宮」の公演はとても楽しいお仕事だったのではと思います。

そのうち映像など探して拝見したいものです。


あの辺りは大使館などがある閑静な土地柄ですが、大倉集古館の向かいは鹿島建設による工事が行われています。
どんな建物が建つのでしょうか。



お昼にはカキフライをいただきました。
大ぶりの牡蠣が6−7個。
熱々の牡蠣の下にタルタルソースが敷いてあります。
山盛りのキャベツも嬉しい。
栄養補給ができました。

明日からはお正月に向けて大掃除の最後のスパート。
できればまた蔵書の片付けにも手をつけたい。






大掃除と美術館2

2024-12-27 21:28:53 | 日記
今日も大掃除。

いろいろ目につくところをリストアップして、
お休みに入ったら少しずつやろうと思っておりました。

午前中はずっと掃除にいそしんで、
昼頃、山種美術館へ。



『Happyな日本美術』
来年の干支にちなんだ絵や吉祥紋様の絵画を展示。
ー伊藤若冲から横山大観、川端龍子へー
との副題にあるように、江戸から近現代にかけての大御所が揃っていました。

奥村土牛の『巳年』は可愛らしく。

大観(松)、玉堂(竹)、竹内栖鳳(梅)の「松竹梅」合作。
梅が川端龍子のバージョンもありました。

そして鶴。
若冲から小林古径までの様々な画家による鶴が並んで壮観でした。

蓬莱山と富士山。
大観と奥村土牛、そして現代の小松均。

七福神もありました。

今回の目玉として評判の
『迦陵頻伽像(かりょうびんがぞう)』(室町時代、木彫)
木彫のとても柔らかな笑顔の楽しそうなお顔でした。

年始へ向けての展示です。
今日は一足お先におめでたい気分になりました。



あちこちで門松や門扉の若松を見るようになりました。

街は年末らしくなっています。
今日は仕事納めのところも多かったでしょう。
早めに切り上げて「納会」に繰り出す人たちともすれ違ったり。

皆様、今年もお疲れ様でした。





大掃除と美術館

2024-12-27 08:34:46 | 日記
年末ですから、せっかくのお休みには掃除です。
こんなにゆったりと掃除ができるのは今までになかったことです。

昨日は台所と部屋全体。
隅っこや物の裏側、箪笥の下。
普段の掃除では手が回らないところを。

あとは台所のあちこち。
今年最後の危険物の収集日なので、出せるものは出しておきたい。

とはいえ、一旦昼前に切りをつけて根津美術館へ。

『古筆切』

最近不思議なことに書にも興味が出てきました。
私は草書はほとんど読めませんし、くずし字も然り。
それでも見ているうちに少しずつ文字が識別できるようになってきました。
それよりも、線の伸びやかさ、繊細さ、力強さが心に迫る。
そして墨の色。

今回の展示もかなりいいものが多く、眼福でした。
平安から鎌倉にかけての文字の変遷も興味深い。
文化の移り変わりは時代の空気そのものだから。

そういえば、話はちょっとそれますが、
能に最近惹かれるのはこの
「平安から鎌倉へ移行する時期の空気感」のためかもしれません。

書の魅力はその自由さにもあります。
展示は江戸時代までの書でしたが、時代とともに変化します。
字体、題材にその時代の文化が映り込んでいる。

平安時代の有名な能書家、藤原定家、藤原定信、藤原教長
伝 西行、伝 紀貫之(過去の鑑定士が鑑定したもの。真偽はいろいろ)
などなどの書は、お手本や床間の軸として人々が欲しがった。
そこでそれぞれの断片を軸や本にして、皆で分け合った。

展示は軸もあり、本もあり、どちらも立派な表装でそれも見どころ。

最後に一行の軸の展示があり、その中で目を引いたのが
狩野探幽、良寛の書。
その字体が余りにも彼らそのもののよう。
墨の色もまた独特に見えました。


お庭にも少し出て、お正月のしつらえを拝見しました。


さて、その後戻ってきて、掃除の続き。。。
年末らしい日を過ごしました。