見出し画像

今日のころころこころ

2021・4・25 ANB GALLERY「中園孔二個展すべての面がこっちを向いている」

昨日は緊急事態宣言前の都内へ用事を済ませにいったついでに、中園孔二の個展へ寄った。
中園孔二は、2015年7月に香川の海で行方不明となり一週間後に岡山の海上で見つかった。藝大を卒業して3年。神奈川県生まれの享年25歳。
作品を初めて見たのはたまたまの横須賀美術館。すでに亡くなった後の回顧展だった。
まだまだ様々に模索途上だけど可能性がある作品ばかりだった。
夭折の才能。
六本木駅からANB GALLERYへ。
といっても知らなかったなぁ。いつできたギャラリーなんだろ。
去年の10月のオープンしたANB Tokyoは、アーティストの支援やコミュニティ形成など、文化が息づく社会システムを醸成することを目的に設立された一般財団法人東京アートアクセラレーションが運営しているアートコンプレックス。






「中園孔二個展すべての面がこっちを向いている」。
会期は4月24日~5月23日。









アトリエに残された数々の思索。








中園は2015年以降を知らない。
東日本大震災に大きな影響を受けたことは想像に難くない。
それでも不思議なことに、この疫病下を描き出しているようにも見える。



疫病下の孤独という孤独は初めて向き合う孤独だと思う。
もし生きていたら彼は何を描いたのだろうと思いながらギャラリーを後にした。

コメント一覧

kinntilyann
いたんですよね。
卒業制作が有力ギャラリーの目にとまって恵まれたスタートだった。
周囲にも恵まれていて、今回の展覧会も家族や友人たちが所蔵品を持ち寄っての企画。
たぶん好青年だった。
でもただの好青年ではあんな作品は生み出せない。
制作にはどうやら物理的に孤独な環境に身を置いたようです。
海で泳ぐのもそんな一環だったのかしれません。
生きていたらその後の展開が楽しみだったと思うのですが、かといって、作品より命の方が大事では生まれてこないこともありまする。
ん。
ま。
遅生さまにとって今日も良い一日でありますように(^^)/
こちらは快晴なり。
chisei
うーん、こんな人がいたのですね。
才能と感受性がせめぎあいながら、出口を探しているかのような・・・・
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「博物館・美術館・動物園・植物園・ギャラリーなど」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事