今日は朝から快晴。
気持ちの良い五月晴れ。
白い牡丹が咲き始めた。
明日横浜に帰る予定だったのだけど、そうもいかなくなった。
田植えの準備が終わると同時に、農作業も家事も何もしていないはずの母が腰が痛い痛いと騒ぎだした。
またあれだ。圧迫骨折。
もう何をしてもしなくても軟骨が潰れていくのだ。
問題は田んぼ。
作付面積を減らした。細い水路の小さな止水板一枚で水管理ができる田んぼだけにした。そうしてその田んぼは毎年大農家さんに稲刈りをお願いしてる田んぼだ。
そのくらいの管理ならできると母は言っていた。
けど、そのくらいの管理すらできない状況となった。私たちもさすがに稲刈りまでこのまま長野に居るわけにはいかない。横浜での生活がある。
昨夜とうとう母はあきらめた。
まだ育苗箱を苗代に設置したばかりだから、このまま水の管理をしなければ育苗箱の種籾は枯れる。
今なら後始末が簡単。土を出して育苗箱を洗えばいいだけ。
年明けに種籾の注文をしなければ、こんな中途半端でやめることにはならなかった。注文しないでよといって横浜に帰ったのに、やっぱり注文していた。
母も迷ったようだけど、毎年始めればなんとかなってきたんだからなんとかなるさと思ったようだ。
どうも私の母は、まだ余力はある気がするけどその余力はやめるために使おうというような、すっきりときれいな終わり方はできないタイプだったのだな。
明日を信じるのは悪いことではないけど、終わりは必ず来る。
仮にまた水田を再開するようなこともないとは限らないけど、それでもたまりにたまった物置の中の不要な農作業関連道具その他は処分しなければならない。
母はその処分に手をつけることはないだろう。私が死んだら勝手にしてくれだ。
ま。
午後から病院の予約がとれたようだ。
送ってはいくけど、コロナ禍。去年は真正面から私が病院に電話しちゃってもめにもめた。横浜在住の私がいるからと母まで診察拒否されたのだった。
送迎ボランティアですというような顔をして病院の入口で車椅子お借りして後はどこかで時間つぶし。
でもな。あそこはお茶飲むとこすら無い真田十万石ご城下なんだな。おまけに去年は一時停止でだったし。
ま。
さてその前に税金の支払いだ。