東京都公園通りギャラリー。
「共棲の間合い‐「確かさ」と共に生きるには‐」開催中。
会期は2月10日~5月12日。
東京都公園通りギャラリーは、アートを通しダイバーシティの理解促進や包容力のある共生社会の実現に寄与するために、アール・ブリュット等の様々な作品を紹介する展示事業・交流事業・普及事業を展開している。
今回の展覧会は、住む、暮らす、共に行うことを起点に表現する3名1組の作品や活動を紹介している。
出展作家は、折元立身・酒井美穂子・スウィング・村上慧。
酒井美穂子。
酒井美穂子(1979~)は滋賀県生まれ。1996年から「やまなみ工房」に所属して活動している。
酒井は、どこであっても誰と居ようとも、サッポロ一番のしょうゆ味を片時も手放さないという。
食べるわけではなく、ただ握り、ビニールの擦れる音を聞き、微かな反射を眺め続けることを28年以上も続けているという。
スウィング。
スウィングは2006年より京都で活動を始めた、障害のある人ない人約30名が働く福祉施設。
既存の仕事観や芸術観にとらわれない自由な仕事や表現活動を基軸とした事業を行っているという。
清掃活動「ゴミコロリ」。
村上慧。
現代美術家・村上慧(1988~)は東京生まれ。武蔵野美術大学造形学部建築学科卒業。
2014年より自作した発泡スチロールの家を使って生活を始めた。
今回は落ち葉を敷き詰めた展示室に足湯とサウナを作った。
近年の村上は、落ち葉の発酵熱や気化熱の冷房効果を利用するなどして電気を使わない冷暖房空間の開発に取り組んでいるという
この足湯とサウナは代々木公園で集めた落ち葉の発酵熱を利用。
落ち葉足湯は40度。
足を入れてみればかなりあたたまる。
この足湯とは対極にある街を眺めながらしばし。
でもヒトはこの街に集まるのだのだな。。