ももたろうシネマ&トーストマスターズ・クラブ

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夜の大捜査線+ヒミズ

2012-01-15 | 映画や行
夜の大走査線(午前十時の映画祭)
何度見てもすごい50本

ヒミズ
in TOHOシネマズ岡南

夜の大捜査線
40回アカデミー賞受賞
ストーリー
ミシシッピー州のスパルタという小さな町で発生した殺人事件。
警察署長のギレスピーは駅にいた黒人男性をいきなり容疑者として尋問する。
だがその男はフィラデルフィア警察の殺人専門の刑事ティッブスだった。
ギレスビーは頑固で、素直にティッブスに頼むことが出来ない。
だが、このギレスビーは、お前の方が白人より頭がいい、
それを証明してみたらどうだ、などとバージルの心を
巧みに読む術にもたける。

監督 ノーマン・ジュイソン
脚本 スティーリング・シリファント
原作 ジョン・ポール


キャスト
バージル Virgil Tibbs(シドニー・ポワチエ)
ギレスピー署長Bill_Gillespie(ロッド・スタイガー)

感想
大人の大人の映画。
これ本当に1967年の映画ですよね?
最近見たどの映画より面白かった。
監督が乗りに乗った時代の映画
スリルとサスペンス
そして男と男の意地の張り合い。
人種差別。
徐々に高まる相手への尊敬。
 最後の何気ないわかれから感じる情緒。
いいです、こんな映画ばかりならと、思います。
シドニー・ポワチエが私好みです。

トリビア
First black actor to place autograph, hand, and footprints in the cement at Grauman's Chinese Theatre (June 23, 1967).
Was named #22 greatest actor on the 50 Greatest Screen Legends by the American Film Institute
When he came to New York from the Caribbean to become an actor, he was so impoverished at first that he slept in the bus station.
To get his first major role in No Way Out (1950), he lied to director Joseph L. Mankiewicz and told him he was 27, when actually only 22 years old.

ヒミズ

ストーリー
コミック「ヒミズ」を、「冷たい熱帯魚」「恋の罪」の鬼才・園子温監督が実写映画化。 ごく普通に生きることを願っていた祐一と、愛する人と守り守られ生きていくことを夢見る景子。
ともに15歳の2人の日常が、ある事件をきっかけに絶望と狂気に満ちたものへと変わっていく様子を描く。

キャスト
染谷将太 住田祐一(すみだ ゆういち)
 本作の主人公。中学3年生。15歳。両親は離婚し母親と川沿いに住み、貸しボート屋を営んでいる。
二階堂ふみ 茶沢景子(ちゃざわ けいこ)
吹越満、でんでん、渡辺哲、


2011年・第64回ベネチア国際映画祭では、染谷と二階堂がそろって
マルチェロ・マストロヤンニ賞(新人俳優賞)を受賞した。

感想
ヒミズとはもぐらの一種だと、まぎらわしい。

それ以外はいいと思った。
ただこの監督の作品はテンションが高すぎ
私は疲れる、恋の罪も疲れた。


 東日本大震災によって
大幅に脚本を変更したし、景子の母役は原作にはないとか。
 素晴らしい作品は疲れるのか
疲れるから素晴らしいのか。不明。

約束の葡萄畑

2010-12-20 | 映画や行
京都シネマ
シネマ3

約束の葡萄畑

以前から気になっていたニキ・カーロ女性監督の
約束の葡萄畑を観に行った

ワインがすごく飲みたくなる作品だ。

ストーリー
 19世紀フランス
至高の赤ワイン作りをめざすソブランの生涯を描く

野心家ソブランは「村娘セレストを見染めるが
すぐには結婚は許されず、やけ酒を飲んでいると、葡萄畑に
 天使ザスが舞い降り、彼はソブランに、セレストに手紙を
書くようにアドバイスをする。
 彼は天使に、毎年約束の日に同じ場所で会うことを約束する。
おかげでソブランは結婚できた。
また約束の日、今度はワイン作りに大切なのは
土壌だと諭され、天使ザスは自分の苗木をソブランに送る。

1812年、ソブランは資金を得るためナポレオン軍の
ロシア遠征に参加する。悲惨な戦争から
帰ると家族は飢えに苦しんでいた。

感想
 葡萄を摘み、足でジュースにするシーンがある。
葡萄は血の色で、ここからあのワインの美しさに変わるのが
不思議な感じがした。

 登場人物のソブランはジェレミー・レニエ。彼はベルギー生まれで
主演は今回が初めて。
言葉は英語は母国語ではないという、驚きだ。

 天使ザス役のギャスパー・ウリエルは
ギリシャ神話の美男子のようなきれいさで
天使にぴったり。天使の羽がすごく
よくできていてリアルだった。

 ストーリーに時々つっこみを入れたくなるけれど
あまりに美しい人や情景、色っぽいワインとそれを飲む人を
目にして、もう文句は言わない、というか
納得の美しさでした。
 
 ジェレミー・レニエは年食ったブノワ・マジメルみたいで
すごく男性なのに色っぽい。
 
 大好きな「クジラの島の少女」を2002年に
ニュージーランドで見て、なんて美しい映像を
つくる監督さんだろうと感動した事から
この映画を見たかった。
 同時にケイシャ・キャッスル・ヒューズの魅力も
私には忘れがたかった。
その彼女が成長して、またこの監督さんの
映画に出演。すごく美しくなった。

 不思議な魅力に満ちた映画だった。
帰りにワインを飲んで軽い食事をした。