ももたろうシネマ&トーストマスターズ・クラブ

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英国王のスピーチだよ

2011-02-28 | 映画あ行
英国王のスピーチ The King's Speeh 2010年

スタッフ
 監督 トム・フーパー
 制作 イアン・カニング
 脚本 デヴィッド・サイドラーここで一言
この映画の脚本家 デヴィッド・サイドラーは73歳でご自身も幼いころから
吃音に悩んでおられたそうです。
そうか!だから国王の気持ちがよくわかったのですね。
2002年にがんになって、今こそこれを
書かなくてはと思ったそうです。(パンフレット)より

キャスト
 ジョージ6世 コリン・ファース
 ライオネル・ローグ ジェフリー・ラッシュ
 エリザベス ヘレナ・ボナム・カーター
 エドワード8世、ジョージ6世の兄 ガイ・ピアス
 ウィンストン・チャーチル ティモシー・スポール

感想
 観終わって深い満足感を得ました。
 私にとって、すごくまれな事です。
みなさんはどうでしょう。
客席では笑い声が起きていましたが、私も笑いました。

 コリン・ファースがありとあらゆる手を使って
吃音を治療する国王なのですが、
ジェフリー・ラッシュ演じるライオネルが、
心の治療を目的とし
国王をわざと怒らせ
覚えている限りの悪口や、悪い言葉づかいをさせます。

「クソ野郎」「チン×」「ファッ×」何度も何度も
これを治療と称して繰り返すので、その絶妙な間と
彼の表情で笑えてしまいました。

 なぜこれほど私に満足感がのこったのか。
 一つにはコリン・ファース演じる国王が
ある程度、治療をするライオネルへの信頼感を持った後でも、
様々な問題を抱えながら
お互いに裸になった心で、友人として
地位や名誉に関係なく付き合えるようになったから

というのがひとつ。
 
もうひとつは、彼が王というよりひとりの悩める人間として
描かれている事。彼とて、なりたくて王様になったのではないのです。
 そこを治療するライオネルとの衝突で
お互い傷つけあい、大切なものを
見つけた時にやっと、二人ともがプライドをかなぐり捨てたことです。

おまけ
 チャーチルを演じたティモシー・スポールさんは(魔法にかけられて)の
悪役というか最後には改心した彼ですが、素敵な役ですね。

 ガイ・ピアスはかっこいいです。私にとっては(プリシラ)の彼ですが
(メメント)とか(LAコンフィデンシャル)の方が有名ですかね。
 
コリン・ファースは本当に素晴らしく、あの(アナザー・カントリー)
で私が出会ってから、あの当時もすごく感動しましたが、
本当に素晴らしい俳優さんになられました。

(パイレーツ・オブ・カリビアン)ですっかり有名人のジェフリー・ラッシュは
わたしにとっては(シャイン)の主人公で、どのシーンをとってもすてき。

 脚本家のデヴィッド・サイドラーさん、70歳をこえて
花開いたあなたは最高です。
 

恋とニュースの作り方

2011-02-27 | 映画か行
恋とニュースの作り方

岡山 TOHOシネマズ岡南

さっき帰ってきました。

レイチェル・マクアダムス大好きです。可愛い!

仕事に恋に必死な主人公が魅力的!

監督 ロジャー・ミッシェル
脚本 アライン・ブロッシュ・マッケンナ

キャスト 
 ベッキー・フラー レイチェル・マクアダムス
 マイク・ポメロイ ハリソン・フォード
 コリーン・ベック ダイアン・キートン
 アダム・ベネット パトリック・ウィルソン
 ジェリー・バーンズ ジェフ・ゴールドブラム

ストーリー
 地方のテレビ放送局に勤めるベッキーは昇進の話かと勘違いしたが、
 リストラの話を上司にされる。
  母親に「8歳で夢を持つのは素晴らしい
    18で夢を抱くのも素敵
    28だと、恥ずかしい」
 と言われ、人生最低かと思われたが
 彼女は持ち前のバイタリティーで乗り切ろうとする。
  新しく何とかプロヂューサーとして入社した、受け持ちの番組は、
 ボスに最低の番組扱いされているが、 彼女はひるまない。
  
  キャスターはと言えばわがままお局と
 まったく周りのスタッフに関心をしめさず
 打ち合わせにさえ出ない嫌われ者キャスト。

 コネで入って英語もまともにしゃべれないめだちたがりとか
 彼女には越えなければならないハードルが多すぎる。
  しかし、ボスはこのままの視聴率ならこの番組はなくなると言う。
 一体どうするのか。

感想
 主演のレイチェル・マクアダムスは私の大好きな女優さんです。
 もう可愛くてそのキュートな表情にくぎずけです。

 マンハッタン島からニュー・ヨークにフェリーで渡るシーンとか
 レイチェルがブルックリン・ブリッジを歩くシーンには感動。

 美しくて親しみが持てます。いつかいくぞ~~
   ハリソン・フォードはコメディをもっとやるべきです。
 彼は向いてると思うんですが、こればかしは誰かのオファーが必要。

 お局さま、ダイアン・キートンと
 ほんまにムカツクくらい、いやな熟年キャスター役のハリソン・フォードの
 激烈マシンガントークに、 私はにやにやし続けでした。
 こんなシーンはなかなか見られるものじゃ~ありません!!
  とにかく視聴率を上げるためにありとあらゆる事を
 するのですが、ダイアンキートンがバレー踊ったり
 カエルとチューしたり、サービス精神満載。


しかし、これはアメリカ人のために作られた映画。
 特にベッキーが雇われて、始まったばかりの番組で
 指名手配の人間に、前大統領の写真を入れてしまうシーンとかあって
 なんか笑っていたのは私だけみたいだった。

  ああ、それにしても何でレイチェル・マクアダムスってこんなに美しいのか
 ため息がでました。面接に行った時のドレスの似合うことったら
 彼女をもっと見たいです~

 傲慢でプライドだけはいっちょ前のハリソン・フォードと
 その彼を番組で料理したいレイチェル・マクアダムスのシーンが憎いほど
 素敵。小憎らしい彼なんだけど、成功するにはどうしても彼が必要なんですな~
 私もフリッタータ食べたい!!!


公式ホームページ
  

ヒアアフターに寄せて(えっせい)

2011-02-21 | 映画は行
ヒアアフターに寄せて

  私の父は映画愛好家で、監督やスターの名前を知らなくても
 私を映画に導いた映画の先生でもあります。
 ジョンウエインが大好きでした。

 その父がこの2月3日に他界いたしました。

 父の冷たくなった顔をなでた時、死はどんな人にも訪れる、そして特別な事ではないと
 感じました。
 死は生と裏表で、恐れるものでは無いのだと。

  そこで、今回「死」がテーマと感じた「ヒアアフター」をどうしても
 見ないで済ませる事はできませんでした。

 
  確かに映画のできとしては前回インビクタス、前々回グラントリノ、チェンジリングほどではなかったかもしれませんが、私には共感する事が多々ありました。
  
  現在彼は80歳で私の父とほとんど同年齢です。その彼が若い監督でも
 なかなか達成できない映画作りを、毎年2本ものペースで続けている事自体が
 驚異的で、驚きとしか言えません。


 「マルタの鷹」「黄金」を監督したジョン・ヒューストンでも2年おき、3年おきでした。
 彼は80歳を超えて、1987年に死を予感するような(ザ・デッド)を監督し
 その年に亡くなっています。

IMdbに載っているクリント・イーストウッド監督作は35本ほど
出演作は60本以上、プロヂューサー30本ほどです。
その前はテレビで活躍していましたから長い経歴ですね。
 彼の人生を感じさせる「ヒアアフター」
「死」は恐れるものではない、失敗する事はあっても
ユーモアを持ちながら
「生」を全うする、その事をさらりと描いたことに
感謝したいと思います。

 そしてお父さんありがとう。

クリント・イーストウッド名言より

私は悲観的な考えは好きじゃない。思い通りにならなくても、前進するんだ。
雨が降ると思えば、雨がふるものだ。

I don't believe in pessimism. If something doesn't come up the way you want, forge ahead. If you think it's going to rain, it will.
 

トゥルー・グリット見たい!

2011-02-20 | 熱い
トゥルー・グリット True Grit
(ソーシャル・ネットワーク)より多いアカデミー10部門ノミネート

ジョン・ウエイン主演西部劇 1969年(勇気ある追跡)のリメイク

監督:ジョエル・コーエン、イーサン・コーエン
出演:ジェフ・ブリッジス、マット・デイモン、
   マティ役 ヘイリー・スタインフェルドほか

 ストーリー

 14歳の少女、マティはある日、彼女の父親が無残にも殺され、彼女は復讐(ふくしゅう)を誓う。
逃亡した犯人を追跡するため、彼女はすご腕ながら独眼で大酒飲みの保安官を雇う。
 そこに若きテキサス・レンジャーも加わり、彼らはアメリカン・インディアンの危険な居住区へ向うが。

全米一位を獲得したそうで、絶対見たい!
3月18日より公開

ゾンビ・ランド

2011-02-17 | 映画
ゾンビ・ランド(2009)
 「ソーシャル・ネットワーク」を見て興味がわいたので
 主人公を演じたジェシー・アイゼンバーグの出ていた「ゾンビ・ランド」を
 DVDで見た。ジェシー・アイゼンバーグのいとこはフェイス・ブックで
働いているとか。この間テレビでフェイス・ブックの会社の中を
取材していましたが、遊び場みたいな会社でした。
 おまけに中の食堂?の食事はいつ食べても無料だとか。

ゾンビランドの中には一握りの人間しか出てこない。
ゾンビだらけ、みんなゾンビにな~れ、みたいな、、、

 面白かった。バカバカしくて、受けた!
私はあまりこういうスプラッターは得意じゃないけど
ビル・マーレイが本人役ででてきたり、
アビゲイル・ブレスリン(リトル・ミス・サンシャイン)の
成長ぶりに感心したりした。
 
彼女はますます美しく
これからも、素晴らしい作品に出続けそうです。
 
ところで、ジェシー・アイゼンバーグは、ちょくっとかわいかった。
ソーシャル・ネットワークでは
ひたすら非情で、冷徹な感じがしたが
この「ゾンビランド」では、情けない、よわっち~ぃ男性を
うまく演じて、なんだか憎めない人だった。

今注目の人がやまほどでした。
監督は長編映画は初めてらしいですが、うまくまとまっていたと思います。