きらくなたてものや

楽しむ、楽しい、いえづくり、まちづくり

晩秋と格子

2011年11月16日 | 鎌倉手広た邸
秋深まると日が短くなり、
陽射しの角度が低くなります。

手広た邸の玄関の頭上には、
構造体としての
骨太の格子があるのですが、

陽が低くなると、
格子を透過する
光の量が増し、

背面から見ると、
神々しささえ感じます。

季節によって
見え方が変わる、

その意味で格子は、
季節感を表す装置の
一つですね。



回り階段施工中

2011年11月16日 | 鎌倉手広た邸
階段を計画するとき、
できるだけ勾配を緩く、
また回り階段とならないように
したいところですが、

場所が限られてどちらかを
選択しなければならない場合、

私は、身体への負荷がより小さい
勾配の緩いほうをとります。

階段1段分の高さ=蹴上寸法は
6寸=約18cmを基本とし、
時と場合に応じて、
最大6.3寸=約19cmの範囲まで
許容しています。

今回は階段の下に
便所があることもあり、
回り階段があります。

形状が複雑なので、
大工が手を焼く仕事の一つであり、
見せ場の一つでもあります。

現在その部分を施工中。

ガンバレ、コグチくん!