一条きらら 近況

【 近況&身辺雑記 】

男女の性の欲望

1999年09月18日 | 女のホンネ
 男性は、一生のうち19歳が最も性欲旺盛な時期と、何かの本で読んだことがある。その後は、徐々に下り坂になるらしい。
 もちろん個人差があり、一般的にというか、平均的な年齢だと思う。
 それに比べて女性は、性体験を重ねるにつれ、年齢を重ねるにつれて、性欲が強まる傾向があるようだ。
 年々、性の初体験が低年齢化していると聞いたことがあるが、若い時のセックスは、本物のセックスではないと言えるような気がする。
 いつか、テレビで十代半ばの少女が「スポーツかゲームみたいなもの」と、インタビューに答えているのを見た。スポーツかゲーム感覚だから、恋をしないうちに、男性から抱かれることに慣れてしまうと、どの程度楽しめるか、または、すぐ飽きてしまうか、何となく想像できるような気がする。
 スポーツもゲームも、終了がある。けれどセックスは、終了が、あってないようなもの。
 もっとも、大半の男性はベッドで、1回か2回の行為で満足、という肉体の生理構造になっているらしい。3回頑張れるのは、というより欲望が漲(みなぎ)るのは、相手と初めてベッド・インした時とか、喧嘩の後の仲直りのためとか、別れ話の感情の昂ぶりの時とか、何か精神的な作用がはたらかないと、そうならないようである。
 もちろん、若い男性なら欲望も精力も盛んだから、4回、5回、6回、7回と、素晴らしい回復力かもしれない。ちなみに、4回以上可能になった男性との経験はないけれど。
 恋人であれ夫婦であれ愛人であれ、相手の男性が若くはなく、30代以上の時、女性は、たいていは彼に合わせることになる。1回か2回の行為の後、
「素敵だったわ。満たされちゃったから、眠くなったわ」
 なんて、甘ったるい声で相手の男性を喜ばせたりするけれど、正直なことを言えば、1回目より2回目、2回目より3回目と繰り返すにつれ快感もエクスタシーも深くなってくる、というのが一般的な女性の体である。そして際限なく、キリがなく、セックスすればするほど欲しくなり、男性の肉体に執着し、終了があることを忘れてしまう。もう、息も絶えだえ──と、ぐったりするほど快い疲労感に包まれて、ようやく睡魔がおとずれてくる──のに、そこまで行く前に、若くはない相手の男性は眠り込んでしまうことに。
 個人差があるから、一概には言えないけれど。
 ところで、男女が年齢を重ねて中年以上になると──。
 女性は、〈セックスしたい〉という意味で、ひたすら〈寝る〉行為が好きになり、男性は、疲れたとか睡眠不足とか言い訳して〈眠りたい〉という意味で、ひたすら〈寝る〉行為が好きになってくる──ということが、男女関係の永遠の課題のような気がするのだけれど──。
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