まんじろう日記

まんじろう(ボストンテリア、2009年8月1日生まれ)とのんびり更新しています。

Hooked Rugの歴史 1

2010年03月02日 | 歴史
Hooked Rug(フックドラッグ)は敷物のほとんどが中近東やアジア、ヨーロッパで産声をあげたのに対して、アメリカ生まれの数少ない敷物の一つです。
アメリカ初期の生活史を語るとき、ホームワークとしてフックドラッグとアメリカ女性との関わりを避けて通ることができないほど深い関わりを持っています。



1620年頃、英国の清教徒がメイフラワー号で新大陸への移住を開始します。
移住者たちは伝統的なヨーロッパ風の小小屋を造り生活を始めます。
その粗末な家の床には、砂、乾燥した草、木の葉などを敷いて生活の第一歩をスタートさせたと言われています。

その頃のヨーロッパの庶民の家屋では床に木材を使う習慣がなく、家屋内の床は殆どが石灰を加えてよく引き延ばされたローム(砂、粘土、有機物質の混じった黄褐色の土)を使い、固めて磨き上げて、日本の漆喰の様にして生活をしていました。
エレガントな家の床は、いろいろな色を使用した化粧漆喰で作られていたようです。

こうしたヨーロッパの習慣を身につけている移住者たちも、生活に潤いをもとめ、また寒気を避ける為に、暖かい織物や敷物が必要となってきます。
そこで原住民のアメリカ インディアンにストロー、樹皮、獣毛などを使ったマットや織物の製法をおそわり使用するようになっていきます。

まだまだ、カーペットの話は出てきませんが今回はここまで!
次回をお楽しみに