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【新刊】今上天皇の「生前退位」報道の真意を探る
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今上天皇守護霊 もう一度沖縄戦は見たくないですね。 もちろん、沖縄戦を見たくないといっても、「今、安倍政権に反対して、『戦争法案だ』と言って反戦・平和を言っている団体の考えに追随すれば沖縄戦が止まるか」といえば、止まるとは思っていません。 ただ、積極的に安倍政権をさらに推進していくかたちで、「近隣の諸国と戦っても護るということで納得がいくか」というと、これも沖縄県民の今の感情では納得がいっていないと思われるんですよね。 そういう意味で、二度にわたって、彼らに戦争の苦しみを味わわせたくはありません。私一人の責任においては、もう背負うことができないと思います。国民から負託を受けた方の責任でやっていただきたいので、天皇の関与は避けたいという気持ちです。
まあ、右翼の人たちからは反対意見は多かろうとは思いますが、あなたがたの憲法改正試案(〔第14条〕 天皇制その他の文化的伝統は尊重する。しかし、その権能、及び内容は、行政、立法、司法の三権の独立をそこなわない範囲で、法律でこれを定める。『新・日本国憲法 試案』〔幸福の科学出版刊〕参照)にもございましたように、「歴史的な文化的象徴としての天皇」に入るべき時期であるような気がします。 やはり、戦争責任や政治責任をあまり問われる立場にいてはいけないでしょう。これは、125代続いた天皇制の危機を意味するのではないかと思っています。《中略》
今上天皇守護霊 私としては、もしまだ命が多少なりとも残っているとするならば、葉山の御用邸ぐらいに住まわしてくださる権限を頂けましたら、一民間人として、「ハゼの研究」でもして生涯を終えたいなと思っております。《中略》
今上天皇守護霊 ですから、「葉山では駄目だ」と、あえておっしゃるのでしたら、伊勢神宮の裏山にでも住むところをつくっていただければありがたいかなとは思います。ハハッ(笑)。
里村 いや、私どもは、今上陛下のお徳というものをもっとお伝えして、政治というものから争いをなくし、みんなの大調和の心の上に天皇がおられるという日本をつくってまいりたいと思います。《中略》
今上天皇守護霊 まあ、私の回りくどく言っていることが、安倍首相の耳に入って、どう感じられるかは分かりませんが、「自分の判断でこの国を動かしていきたい」と思うなら、内閣総理大臣が責任を取る体制になさったらよいと思います。
里村 はい。
今上天皇守護霊 また、「皇室を終わらせない」ということであるならば、かつて京都にあった皇室の時代のような、日本の伝統の象徴として存続することにしたらよいでしょう。 「国政に当たる行為」「国事に当たる行為」というように分けても、結局、政治行為であることは同じだし、「国事に当たる行為」といっても、法律行為も含んではおりますので、方便にしかすぎないことですよね。
里村 はい。
今上天皇守護霊 そういう意味では、「内閣総理大臣」の名において、やればいいことでありますのでね。 私たちは、今、上野動物園のパンダのような存在で、オープンに見られるのが仕事で、それ以外のことは何もできないので。
里村 いえ、いえ、いえ。
今上天皇守護霊 まあ、「いてくれたほうがいい」というのなら、存続はしますが、ただ、何らかの働きを期待されるのなら、難しいものはあるかなと思っています。
綾織 ぜひ、存続していただきたいという思いでいます。
あとがき
いよいよ新しい時代が迫ってきているようだ。 82年間、重責を背負ってきた方が、憲法改正と切迫してくる戦争の足音に、岩戸隠れしたく思っておられるようだ。 現行憲法の戦後のきしみと、平成の世の数々の天変地異、経済面での中国との逆転など、心の重しは数限りないようだ。沖縄問題の心労も多いようである。 「天皇の戦争責任」について、ここまで深く掘り下げた記録も入手は困難であろう。 天皇制の永続を願いつつも、今後もその重みに耐えられる方々が続いていくかどうか、悩みの種は尽きないだろう。私どもは、あくまでも現代史の一断面を、スピリチュアル分析したまでである。関係各位のご参考になれば幸いである。
2016年7月20日 大川隆法
まえがき
1 天皇陛下の守護霊に「生前退位」のご真意を訊く
2 「一つの潮時」が来た
3 「憲法改正」に対するご真意とは
4 戦後の「けじめ」は終わっていない
5 安倍政権に対する「思い」とは
6 「天皇の戦争責任」に対する後悔と危惧
7 天皇制はいかにあるべきか
8 政府や国民に伝えたい「ご本心」とは
9 「生前退位のご本心」が明らかになった今回の霊言
あとがき