北の大地とYAMAHAセロー

札幌在住です。北海道や日常のことを、のんびりアップしています。

北海道で縄文時代に想いをはせる

2023年05月01日 | 日記
 皆さんこんにちは!今日からゴールデンウィーク後半ですね。
 今回は5月1日札幌~余市のツーリング報告です。
「5月1日」
 札幌方面は日中晴れました。いそいそと札幌から余市に向けて出発。

 小樽市街を超えて、浜辺に椅子を置いて休憩しようと思ったのですが、風が強い強い。とても砂浜で過ごすことはできず、山側の小樽市塩谷地区方面へ。



 塩谷駅で休憩。
 JR北海道は新幹線が札幌まで開通したら、この小樽から長万部間を廃線にしようとしています。
 しかし、朝も日中も地元の人たちがかなり利用しています。また、貨物で農作物などの大量輸送をしているので、この鉄路が無くなるのは北海道にとって大きな痛手です。
 新幹線の工事が始まる前には「鉄路の代わりにバス、トラックで輸送すればいい」と考えてのことでしたが、今は2025年問題がありますよね。バスもトラックも運転手さんが全然足りなくなる時がもうすぐやってきます。この線路は本当に無くさないで欲しいです。
 休憩後は「フルーツ街道」と呼ばれる仁木町へ向かう道を進みました。左右にはリンゴ農家さんが点在。

北海道の春らしい風景です。

 途中で『環状列石(ストーンサークル)』の看板を二回見ました。気になりましたが、それぞれ農家さんの家の前・敷地を通るようなのでパスして先に進むと、『西崎山環状列石』の看板が見えてきました。坂を少し上ると駐車場があったのでバイクを止め、長くはないがちょっと急な階段を上ります。


坂の上をまた少し歩くと、環状列石(ストーンサークル)が出現しました。かなり規模が大きくて驚きました。



 ここは約3,500年前の縄文人のお墓と考えられる遺構です。
 ここからは後志の山々、山(実際は丘ですね)の下の森林、そして蘭島方面の海が見えます。
 遠くに見えるのはシリパ岬です。

 笹藪も刈られていてクマの心配が激減。荷物を置ける大きな台があるので、そこに座ってお昼を食べながら,
3,500年前にここに住んでいた縄文人に思いをはせました。
 小高い丘にお墓を作ったのは、亡くなった人たちが家族や子孫を見守れるようにしたのでしょうか。本州から渡ってきたり漁をしていた海を見られるようにと考えたのでしょうか。
 なお、ここを少し下ると国道5号線沿いに『フゴッペ洞窟』があります。
続縄文時代の人たちが洞窟に残した岩面刻画があります。ひと頃ミステリー特番や雑誌で「有翼人」の絵が話題になりました。かなり前に見に行っただけなのでもう一度見てみたくなりました(この日は月曜日のため休館)。