7月14日(金)
発荷峠にある展望台からの十和田湖
道に迫る背の高い杉林は北海道では見ないので、新鮮
バイクでフェリーに入り、予約した『ビューシート』へ。席のほぼ真ん前が船首で、子どものようにワクワクする。室内は大変涼しく、おだやかな海のうねりでほとんどの人が眠っている。自分も旅のメモ帳を整理したり居眠りをして過ごす。
船の正面が函館山でした
左に駒ヶ岳が見えて気がつく
おお、久しぶりに見ました!
『なっちゃん』じゃないですか。個人的には数奇な運命をたどっている気がする船です
今日も朝は快晴。朝食を食べて八時過ぎにホテルを出発、十和田湖を目指す。
途中ガソリンスタンドに寄り、ガソリン用カードを入れるが読みこまない。「あれ?」と思い機械に書かれていることを読むと「裏面を上にしてカードを入れて」とある。「裏面を上?!」と初めての経験で驚きつつ試すが、やはり反応しない。
お店の女性に訪ねると、
「ああ、そのカードは使えません」
とのこと。
このガソリンカードの看板が掲げられているのになぜ???と思っていたら、男性が出てきて「今現金会員になってくれたら、リッター8円引きです」とのこと。ガソリン高騰の中、これは大きいので会員になる。
ガソリンを入れた後、店員さんがバイクのナンバープレートを見て、「今日はどこまで?」と尋ねてきたので、「十和田湖~奥入瀬~八甲田山~青森からフェリーで函館へ」と答えると、続けてフェリーの受付終了時間を聞かれる。返答すると、「十和田湖まででも結構時間がかかる。そのルートだと時間内に青森のフェリーターミナルに着くのはかなり厳しい。十和田湖の後は東北自動車道を利用して青森に着いた方が良い」と教えてくれる。
お礼を言って国道103号を北上して十和田湖に向かう。大湯温泉を過ぎるあたりから十和田湖方面に黒い雲が広がりだす。
途中から道はぐっと狭くなり、小刻みなワインディングになる。北海道の林道みたいだ。ここを観光バスが行き交うなんて、本当にすごい。確かに距離の割に時間がかかった。
発荷峠で霧雨がひどくなり、レインウェアを急いで着る。48年前、中学校の修学旅行で来た時も、ここは霧雨だったのをいきなり思い出した。
展望台から十和田湖を見おろす。
発荷峠にある展望台からの十和田湖
道に迫る背の高い杉林は北海道では見ないので、新鮮
しばらく湖岸の道を走ってから、東北自動車道へ。高速は路面工事やトンネル点検が多く、50~80キロ制限がほとんどであった。大変暑くなってきたが、坂梨峠の坂梨トンネルが長い長い!しばらくは気持ち良かったが、途中から寒くて震え上がりながら走行した。PA『阿闍羅』は名前に迫力があって気に入る。
雄大な岩木山を遠目に高速を降りて青森市内へ。朝のガソリンスタンドと同系列のセルフで給油をしたが、カードはやはり裏面を上にして入れる方式だった。今度は無事給油できた。
時間に余裕ができたので、市内を少し走ってみる。大きなスーパーでバイクを停めて昼食を買いに入る。地元の人の会話を聞いたり、売っている味噌やお米の違いを楽しんだ。米菓子コーナーの看板に「南部せんべい」と大書されていて、さすが青森と思う。種類も色々あった。
涼しい『津軽海峡フェリー』の三階待合室で自分の乗るフェリーを見ながら、パンとサンドウィッチを食べ、ぼうっとしたり、各地でもらったリーフレットなどを眺めて過ごす。
バイクでフェリーに入り、予約した『ビューシート』へ。席のほぼ真ん前が船首で、子どものようにワクワクする。室内は大変涼しく、おだやかな海のうねりでほとんどの人が眠っている。自分も旅のメモ帳を整理したり居眠りをして過ごす。
後半、目の前に島が出てきて、「この島はなんという島?」などと思っていたら、その横に駒ヶ岳の姿が見えてきた。「あ、島じゃなくて函館山じゃないか」と気がつく。何回も見ている函館山も、真後ろからはわからなかった(^^;
船の正面が函館山でした
左に駒ヶ岳が見えて気がつく
おお、久しぶりに見ました!
『なっちゃん』じゃないですか。個人的には数奇な運命をたどっている気がする船です
函館駅近くのビジホに泊まったが、
素泊まりなのに意外と高い。フロントの人に「日本医師会・消化器学会の大会があって、今夜はどこも高いんです。すみません」と言われた。
すっかり暗くなってから外出。電車がゆっくり走っていて、函館らしい。確かに人がたくさん歩いている。道内は翌日から暴風雨の予報で、雨が降り始める。電車通の向かい側にセイコーマートの看板があり、「北海道に帰ってきたなあ」と思う。飲み物と翌朝のパンを買って店を出ると、道路向かいがマック。無性にビッグマックが食べたくなり店内に入ると、遅い時間だがかなり混んでいる。海外の観光客が結構いた。
ホテルでビッグマックを食べて涼んでいると、妻や息子から「明日の天気はかなり荒れるから気をつけて」と心配するLINEがあり、NHKのデータ放送を見る。
今回のツーリングで最悪の天気は、最終日に待っていた(^^;(^^;(^^;
最終回につづく
コチラはリアルタイムで函館ですが、なんとなく被っているのが面白いですね (笑)
遠足は我家に帰るまで! 肝に銘じましょうね!!
バイクツーリング良いですよね。
私もバイクは16歳から乗ってましたが、数年前に感覚の衰えを感じで降りてしまいました。風を切る感覚や加速感、カーブを走る時の独特の感覚を思い出しました。