北の大地とYAMAHAセロー

札幌在住です。北海道や日常のことを、のんびりアップしています。

東北ツーリング4  一関から中尊寺へ

2023年07月27日 | 日記
 7月12日水曜日、東北ツーリング三日目。

一関市の朝

 朝は快晴で早くも暑い。しかし天気予報はくもり雨。たくさん走るので早めに荷物をまとめて朝食を食べ、8時半少し前に出発。
 今日最初の訪問場所は中尊寺。一関の宿からはさして距離はないが、10分程度でぱらぱら雨が降りだしてきて、すぐにレインウェア着用。
 ほどなく中尊寺着。バイクの駐車料金はなんと50円!やさしい(^-^)
 約20年前に一度来た参拝のルート、前回は春だった。今回は加齢と荷物と暑さで、参拝道の坂道が少しきつく感じた。ショルダーバッグを下げた私より年上の方たちが、軽やかに歩いていく。基礎体力をつけねば、と改めて思う。
 参拝道の大きな杉に感嘆の声をあげ、汗をかきつつ色々なお堂に寄る。






 
今回印象に残った物の一つは薬師如来のお堂前に立つのぼりだった。
 「め」と大書され、目がいっぱい書かれている。水木しげるの百目の元ネタ?つげ義春の元ネタ?千と千尋やエヴァンゲリオンへの影響もあるよね。


 薬師如来にお参りをし、妻が目と膝の調子があまりよくないので、「め」と書かれたお守りと「足腰」のお守りを購入。私は健康全般のお守りを買う。
 宝物館の資料によると、昔中尊寺にお参りに来るのは、信仰はもちろん、現代の私たちが観光地やテーマパークに来るような側面もあったとのこと。
自分の希望の場所でお参りし、食事をし、家族や知人にお土産を買って帰る、なるほど確かに現代の私たちと同じだと納得する。
 金色堂と宝物殿の共通チケットは800円。金色堂と宝物殿の仏像の存在感・迫力に今回も息を飲む。
 奈良平安時代の仏像は、その後の仏像と格段にできが違う。細やかさ、リアルさ、重厚感、存在感。「作品に魂が宿っている」といつも思う。仏師たちの気迫が後世と格段に違うからであろうか。
 途中からまた雨が降りだす。参拝道を下り、駐車場すぐ脇の食堂に避難。早めのお昼を食べる。注文したのは「ずんだもち&そば定食」。
 三種のずんだが出てきて、お得だ。しょうがずんだはあんかけのお雑煮という感じ。食べ物にくるみをよく使うのは、東北の定番なのかな?普通のずんだもちは、もちろんおいしい。そばつゆは濃くなくてだしがよく効いていた。この濃さになれた人なら、北海道のめんつゆはかなりしょっぱく感じると思った。
 その間に雨はどんどんひどくなり、まさにどしゃ降りになっている。梅雨の時期に来たのはわかっているものの、ため息をつきつつ中尊寺を出発した。   つづく(^-^)