喫煙を考える

「喫煙」という行為について共に考えましょう。
タバコで苦しむのは、喫煙者本人だけではありません。

タバコを吸わない人こそ意思表示を

2016-09-22 22:54:59 | 喫煙を考える

先日、無煙社会をめざす人びとの定例会に、久々に出席したところ
全国禁煙推進協議会で作った名刺大のメッセージカードをいただきました。
ブルーのカードには、「おいしい空気もありがとう!」
黄色のカード(イエローカード?)には、「タバコの煙、困りました!」
のメッセージが書かれています。
カードを配った方のお話では、分煙や禁煙のお店に入った時
このメッセージカードを置いてくるだけでも良い
もしくは店員に、「このカードを店長に渡してほしい」と頼んで手渡すなど
積極的に活用してほしいとのことでした。
全国禁煙推進協議会では、頒布もしているそうです。


私が禁煙推進の活動をしている知人から聞いた話ですが
非喫煙者は喫煙者と比べると、お店に対してタバコに関する行動を積極的にとらないのだとか。
例えば、喫煙者は「灰皿ちょうだい」とか、「タバコは吸えますか?」とか聞きますし
禁煙の店に対しては「なんだ、タバコ吸えないのか!」と、文句を言ったりするそうです。
しかし、非喫煙者はもともと喫煙が可能な店に進んで行くことは少ないですし
禁煙の店に対しては、そもそも満足しているわけですから、注文はないのです。
すると、店の側としては、積極的に意思を表明してくる喫煙者のお客の方が多いと勘違いをして
「やっぱりタバコを吸えた方が良いのかな」「禁煙にしたらまずいのかな」
「禁煙より分煙にした方がお客が来るんじゃないか」と、考えてしまうのです。
それを避けるためにも、タバコを吸わない皆さんは、お店に対して
「禁煙で良かった」とか、「安心して食事ができた」など、積極的に声を上げてほしいそうです。
とはいえ、なかなか声にするのに慣れない方は、最初は難しいかもしれません。
そういう時に、全国禁煙推進協議会のメッセージカードは有効に利用できそうです。



こちらはブルーのカードの裏面です。
禁煙キャラクターの「すわにゃん」、大活躍ですね。



こちらが黄色のカードです。

黄色のカードの裏面には「きれいな空気、お願いします」のメッセージが書かれています。
健康増進法25条によって、お客が受動喫煙の害を受けないようにすることも店の責務ですが
労働安全衛生法68条の2によって、従業員の受動喫煙を防止するための措置を講ずることも
疎かにしてはならないと思います。
喫煙可能な店は、2割に満たない喫煙者であるお客の都合を優先させるがために
そこで働いている従業員は常にタバコの煙に曝され、受動喫煙・三次喫煙の害を受けているのです。
禁煙店は、お客が安心して過ごすことができるばかりか、従業員も安心して働ける店なのです。
タバコを吸わない人こそ意思表示をして、禁煙店を増やしましょう。

追記
ブルーのカードは「感謝カード」、黄色のカードは「要望カード」だそうです。
「感謝カード」と「要望カード」各50枚のセットで500円です(送料に関しては不明)。
お問い合わせ・お申し込みは、一般社団法人タバコ問題情報センターまで。
〒102-0072 東京都千代田区飯田橋2-1-4 九段セントラルビル203
℡03-3222-6781 fax03-3222-6780
 


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2 コメント

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カード良いですね (マー)
2016-09-26 09:37:02
飲食店に入る前、必ず終日禁煙マークを
探してます。

私の場合、少しの煙にも拒否反応が
出るため、 マークが食事場所を選ぶきっかけ
になります。

2種類のカード最高です。 こんな便利なものが出来たとは、素晴らしい~。
まだ、カードを置く勇気が出ませんが、
少しずつ活用していきたいと思ってます。

おいしい空気で食事ができるその日まで。
食べたい店を見つけたら、
ふらっと立ち寄れるのが望み~。
返信する
入りたいお店に入れるように (荻野寿美子)
2016-09-30 19:52:55
マーさん、本当に、入りたいお店に不安なく入れるようになると良いですね。
私もどこかに出掛ける時は、予め禁煙のお店を調べてから出掛けます。
でも、なかなかそうもいかないことがあり、先日は知人と入ったファミリーレストランが分煙で、とても困りました。
その時は旅行先だったので、カードを持っておらず、「ああ、カードを持ってくれば良かった」と思いましたよ。
返信する

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