たつのこ半畳記 350

坐禅会情報・四季折々の様子を伝えるときどき日記。
令和3年に開創360年を迎えている起雲山大龍寺のブログです。

★4月の読誦会メモ

2010年04月22日 | 豊川稲荷東京別院
毎月18日に開催している豊川稲荷東京別院の読誦会が
今月もいつも通り4月18日に開催されました。



日曜日なのでお昼までは大龍寺での年回法要があり、
夕方には事務を仰せつかっている牛込仏教会の総会!
その間隙を縫って今回の読誦会となりました。



長年の習慣で、出入りは典座寮(てんぞりょう)を通っていましたが、
八重桜が見事に咲き誇っている姿に誘われて、山門から入りました。







山門から堂々と、というのは遠慮もありましたが、
一礼して境内に足を踏み入れる事の有り難さは大切ですね。





読誦会メモ

――――――――――――――――――――――――――――

13時30分より

 豊川稲荷称名・真言・三帰依文・開経偈

 読経練習『般若心経』(挙経・読経・回向)
       『大悲心陀羅尼』『甘露門』

- 休 憩 - 

14時50分より

 お話  西遊記と般若心経
      親が子を育てるのか、子が親を育てるのか
        ・仏さまを大切にするコドモ。
         宗派の区別をしてしまっていたオトナ。
        ・赤信号を守っているコドモ。守らされているオトナ。
        ・何かをする能力を持っているコドモ。
         しない能力を持っているオトナ。

――――――――――――――――――――――――――――



読経中の様子


今月は夏場の施食会に備えて「甘露門」をお唱えしました。
ありとあらゆるものへ施しをするための経典で、
そのほとんどが、比較的短い陀羅尼が続きます。

口を馴らすため、とにかく練習、練習、また練習!(゜o゜;)
皆さんのお疲れなご様子から、途中の休憩時間を長くしました。




お話し中の様子


休憩時間の終了がなかなか告げられないような疲れ具合で、
お話しの時間は少なくせざるを得ず、
用意していたものを端折りながら進めました。

大人が子供を育てているように思っているけれども、
大人こそ子供に導かれ育てられているのではないか?
というお話しをしました。

時間切れになってしまい、結論部分は駆け足となってしまいました。
別の機会でフォローさせていただけばと思います。







豊川稲荷東京別院「読誦会」は、毎月18日に開催しています。

  午後1時30分~3時30分
  読誦練習・おはなし

詳細は、豊川稲荷東京別院へお問い合せ下さい。

なお、次回の読誦会は5月18日(火)午後1時30分より。
講師は、大藪正哉老師(中野 天徳院 御住職)となっております。
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★3月18日の読誦会メモ

2010年03月22日 | 豊川稲荷東京別院
例によって3月18日(木曜日)、
お彼岸の入りの日という出掛けづらい状況でしたが、
豊川稲荷東京別院の読誦会に行って来ました。



今回は大藪正哉老師がお彼岸法務で連絡がつかず…

うすうす危機感は懐いていましたが、
急遽、今回の担当をさせて頂きました。



読誦会メモ

――――――――――――――――――――――――――――

13時30分より

 豊川稲荷称名・真言・三帰依文・開経偈

 読経練習『妙法蓮華経観世音菩薩普門品』

- 休 憩 - 

14時35分より

 お話 春のお彼岸にちなんで
     ガタピシ(我と他、彼と此)は他人様と衝突する心の働き
     縁を感じるワークを通して、人との関わり合いについて

 椅子坐禅         

――――――――――――――――――――――――――――



読誦会は読誦練習と折々のお話などをしています。

毎月18日午後1時30分より3時30分までとなっていますので、
参加ご希望の方は、豊川稲荷東京別院まで直接お問い合わせ下さい。
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★厄難を払って春を迎えました

2010年02月05日 | 豊川稲荷東京別院
2月3日の節分は、赤坂の豊川稲荷に豆まきのお手伝いに出ていました。



ここには毎年、様々な芸能関係の方が豆まきに来られています。

ご祈祷が2時から、豆まきは3時からという予定でしたが、
お昼前から境内にスタンバイしているファンの方もチラホラ。

前日には雪も降っていたという寒空の下、熱い心が伝わりました。



お練り行列の始まる2時前には境内は黒山の人だかり。





僧侶が奏でる雅楽が先導して法要の随喜衆、
豆まきの方々がゾロゾロと山門から本殿へと進み、
節分のご祈祷をおつとめした後、豆まき式となりました。





今年は豊川稲荷の本山がある愛知県豊川市から
流行りのゆるキャラで“いなりん”が駆けつけてくれました。

いなり寿司とキツネのハーフだそうで、
従順な癒し系ではないところが逆に印象深いです。










翌日。

立春を迎えました。暦の上では、春が来ました。





「立春大吉」「鎮防火燭」の御札を、お寺の各処に貼付しました。
今年は建設がありますので、災難がないよう過ごしたいと思います。




※豆まきに参加された方の記事です(順不同)
 道の駅富楽里  片岡信和さん  大林素子さん
 小出由華さん  小出由華さん  赤坂経済新聞
 林家たけ平さん 有村実樹さん  いなりん
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★初午 立春後、最初の午の日か、2月最初の午の日か。

2010年01月29日 | 豊川稲荷東京別院
今年のカレンダーを見ると
2月1日の欄に「初午」と記されています。



初午というのは日本で初めて稲荷が祀られたのが
西暦711年・和銅4年2月7日(壬午)であったことから
立春後最初の午の日を稲荷社の祭礼と定めたそうです。

各地の稲荷社では、
初午をもっとも盛大な祭日として大変賑やかな一日となっています。



ところが最近の辞書で初午を調べてみると
「2月に入って最初の午の日」とされているものが多いようで、
平成22年の場合だと、節分前の2月1日が初午となってしまいます。



伝統的な「豆まき」という季節の行事に
最近では関西発の「恵方巻」が流行っていたりしますが、
節分が季節の変わり目という情緒は今でも機能しています。

多くの人が気にする厄年にしても、
曹洞宗の習慣で「立春大吉」「鎮防火燭」の御札を貼るのにしても
1年間の区切りは「立春から翌年の春の節分まで」となっています。

「2月の初午」と「立春後の初午」では僅か数日の違いですが、
季節の移り変わりを大切にする方向を失いたくないなぁと思います。



ちなみに、いつもお手伝いさせていただいている
赤坂の豊川稲荷東京別院では平成22年2月13日に初午を行うそうです。

【追記】
平成23年の初午は、2月8日(火曜日)となっております。
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★平成22年1月の読誦会メモ

2010年01月22日 | 豊川稲荷東京別院
1月18日、豊川稲荷東京別院の読誦会に行ってきました。

今回は大藪正哉老師のご都合がつかず
私にお鉢が回ってきたのですが、
あいにく私自身も用件があったため
お話のみ随喜させていただきました。


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13時30分より
 豊川稲荷称名・真言・三帰依文・開経偈

引き続き
 お話 2月15日の涅槃会にちなんで
      言葉遊び「○○やか」
      「佛垂般涅槃略説教戒経」について
      お釈迦様の涅槃の様子と私たちの葬儀について
         
- 休 憩 - 

14時45分より
 読経練習 仏垂般涅槃略説教戒経(通し一巻)

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読誦会は読誦練習と折々のお話などをしています。

毎月18日午後1時30分より3時30分までとなっていますので、
参加ご希望の方は、豊川稲荷東京別院まで直接お問い合わせ下さい。


※次回、2月読誦会は“懇親会”のため読経練習と法話はありません。
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★豊川稲荷読誦会のおしらせ

2010年01月15日 | 豊川稲荷東京別院
毎月18日開催、豊川稲荷東京別院読誦会のお知らせです。

今月は講師を勤めさせていただく予定ですが、都合により、
下記の通り段取りを変更して開催させていただきます。

1月18日(月)
 午後1時30分より 礼拝・講話
 午後2時40分より 読経練習
 午後3時30分ころ 終了

参加ご希望の方は、
豊川稲荷東京別院まで詳細をお問い合せ下さい。

所在地 東京都港区元赤坂1-4-7
電 話 03-3408-3414
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★初詣のお手伝い

2010年01月08日 | 豊川稲荷東京別院
赤坂見附にある豊川稲荷東京別院のお手伝いに出ていました。

この1年間の家内安全・商売繁盛・芸道精進などなど…
多くの方がいわゆる「ご利益」を求めて祈られていました。






おみくじでこの1年間の吉凶を占う方も多く、
おみくじの意味するところを尋ねられたりして、
中でも「結んでいくのか、持って帰るのか」というのは多かったです。

一般的には「凶のおみくじは結んで帰る」と言われますが、
私は個人的には凶のおみくじは大好きで、必ず持ち帰っています。

良い事が書いてあれば、
一つの縁起物として持ち歩くのが良いでしょう。

凶などで好ましくない事が書いてあっても、
きっとそれはこの1年間の戒めとなります。

例えばおみくじに「うせもの出難し」と書いてあれば、
「無くしたものが見つかりにくいです」という不運かもしれませんが、
「物を無くさないように気をつけよう」と考えるキッカケになりますね。



人は、苦しい思いとか、問題意識を懐くと、
何かしらの努力をしたり注意を払ったりするはずです。

耳の痛い事が書いてあるおみくじこそ、むしろ肝に銘じたいものです。



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★豊川稲荷読誦会のお知らせ

2009年12月16日 | 豊川稲荷東京別院
毎月18日開催、豊川稲荷東京別院読誦会のお知らせです。

今月は天徳院(中野)の大藪正哉住職が講師です。


12月18日(金)
 午後1時30分より 読誦練習
 午後2時30分より 講話
 午後3時30分ころ 終了


参加ご希望の方は、
豊川稲荷東京別院までお問い合せ下さい。
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★11月の読誦会メモ

2009年11月19日 | 豊川稲荷東京別院
先週18日、豊川稲荷東京別院の読誦会に行ってきました。


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豊川稲荷称名・真言・三帰依文・開経偈

読誦練習
 15分 本尊上供(呼経・般若心経×2・回向・略三宝)
 30分 仏垂般涅槃略説教戒経(通し一巻)

休憩
 10分強

法話
 30分 ラオス研修旅行のこと
     (教育ボランティア・仏像・元ラオス僧のスピーチ)
 15分 宿題「とらや」のことと「成道会」のこと

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読誦会は読誦練習と折々のお話などをしています。

毎月18日午後1時30分より3時30分までとなっていますので、
参加ご希望の方は、豊川稲荷東京別院まで直接お問い合わせ下さい。
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★豊川稲荷東京別院 読誦会

2009年03月22日 | 豊川稲荷東京別院
私がたまにお手伝いに参上している豊川稲荷東京別院では、
毎月18日に「読誦会」を開催しています。

平たく言えば、一般の方を対象に開催するお経の練習会です。

その歴史は遥か私が生まれる前から続いているそうで、
これまでの経緯は平たくはなかったんだろうなと頭が下がります。




今年に入って有り難い難問が降って湧いてきました。

これまで30年以上、読誦会の講師をされていた老僧が、
そろそろ若ゾーを鍛えていかないと…と思慮されて
私に、読誦会講師の半座を与えて下さるというのです。








そして先週18日、
読誦会に行って来ました。

今日は、その覚え書きです。





参加者は30人ほど。皆さま、私よりも年輩の方ばかり…

法話などのお話しは“一番若い方”がわかるように話をしましょう
というセオリーを聞いたことがあるのですが、その場で一番若いのは、




私でした(*_*)




午後1時30分
・北 面 上香三拝
・お唱え 真言・三帰礼・開経偈
・南 面 読誦「大悲心陀羅尼」「般若心経」
     挙経法・看読法
・休 憩 15分

午後2時30分
・お話し 自己紹介
     安居について
      上 山 東京駅(草鞋・報恩修行)
      地蔵院 持物点検・三身体
      山門頭 佇立・試問
      日分法 1日の行持(振鈴からか、黄昏からか)
      挨 拶 古参と新到・乳水和合 ★本日のミソ★

午後3時30分
・散 会





感想
 もう皆さま、法話をお聞きになる“構え”が自然に出来上がっていて、
 慣れない私にとっては、非常に話しやすい雰囲気をいただきました。

反省
 後から聞いたところ、読誦会に初参加だったのは、
 私の他にあと4名ほどいらっしゃったそうです。
 勝手に「初参加の方が居ない」と早とちりをしていたため、
 本来するべきであったフォローを全くしていなかった。

課題
 参加者一人一人の状況把握をし、フォローの方途を考える。
 漫然と読経するのか、状況設定下での読経とするのか。
 和むところと、真摯に進めるというメリハリに耐える。

次回テーマ
 安居について―その2―
  今回未解決のまま放置した「報恩修行」を解決する
  「空き箱」「師匠からの手紙」
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★豆をまく

2009年02月03日 | 豊川稲荷東京別院
本日3時から豆まきです。
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★お正月の大祭

2009年01月22日 | 豊川稲荷東京別院
お手伝いにきています。
あいにくの雨模様です。


獅子舞に頭をかじられました。
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★豊川稲荷 大祭

2008年09月22日 | 豊川稲荷東京別院
たつのこ寺は、
豊川稲荷とご縁のあるお寺で、
境内にも稲荷社をお祀りしています。

また赤坂にある豊川稲荷(東京別院です)が忙しい時は
お手伝いもさせていただいています。


今日は、豊川稲荷の「9月の大祭」でした。





うろ覚えですが、古代インドの思想の中に、
「善月」という考え方が合ったそうです。


 インド仏教の伝統的な宇宙観によると、
 宇宙の中心に須弥山(しゅみせん)という山があり、
 その須弥山の東西南北には4つの島があります。

  東勝身洲(とうしょうしんしゅう)
  南贍部洲(なんせんぶしゅう)・南閻浮提(なんえんぶだい)
  西牛貨洲(さいごけしゅう)
  北倶盧洲(ほくくるしゅう)

 と言います。私たち人間は、南閻浮提に住んでいるとされています。


 そして月に1回「善の因縁となるもの」が4つの島を移動するとされています。

 この「善の因縁となるもの」が来ている時に善行を積むと、
 例えば、通常の2倍3倍…の善い結果へと導いてくれるそうなのです。

 私たち人間が住んでいる南贍部洲・南閻浮提には、
 毎年、1月・5月・9月に「善の因縁となるもの」が巡ってきます。





そんなわけで、この1月・5月・9月を「善月」と称し、
「善月に善行を積みましょう」という事で修行されるのが、
多くの仏閣で行われている大祭の因縁由来です。



今回の大祭は、午前中は大雨。午後は小雨まじりの曇り。

お参りにいらっしゃった方は例年に比べて少なくなりましたが、
雨にも臆することなく来て下さった方の姿に何度も頭が下がりました。
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