たつのこ半畳記 350

坐禅会情報・四季折々の様子を伝えるときどき日記。
令和3年に開創360年を迎えている起雲山大龍寺のブログです。

★令和6年・年末のまとめ(1)清掃奉仕会・忘年望年会・坐禅・写経

2024年12月27日 | 行事報告
令和6年もまもなく閉じようとしています。
なかなか山内の様子を挙げていなかったので、
この1ヶ月余の様子をまとめて記録します。



◆(11/24)清掃奉仕会
檀信徒&有志による清掃奉仕会を予定通り開催し、
約30名のご参加を得て賑やかに開催されました。

毎回参加してくださる方がそこかしこにいるので、
花の植え替え、お墓掃除、灰ならし、水引柱巻きの換装など
必要な用具などを目につくところに出しておけば、
あとは、参加者皆さんのほうが動いてくださいます。



「午後からの奉仕会では終わらない」という判断から、
世話人さんで示し合わせて、午前中から鉢植えを始めました。



堂内のご奉仕①
すす払いは、両祖さま・須弥壇上・開山歴住・達磨さま、大権さま。
お位牌堂は半年後の奉仕会でやりましょう。



堂内のご奉仕②
磨きもの。地味ですが根気と見切りが大切です。



堂内のご奉仕③
お線香立て、お焼香角香炉の灰ならし
何度も挑戦してコツさえクリアすればイケます!


堂内のご奉仕④
各所に祀っている仏さまたちに一旦お下がりいただいてすす払い。
間違っても落とさないように、慎重に息を合わせて戻しますっ


境内のご奉仕①
墓石の間からも掃き出して、くまなく落葉掃き。
自分のお墓ではなくても快くご奉仕下さります。

 
境内のご奉仕②
境内の排水溝は、重厚なボルトを取って蓋を外して、
落ち葉を掃き出したら、再び蓋を閉めます。
思いのほか手間がかかります。



境内のご奉仕③
奉仕会の前に植栽の選定を業者さんに頼んでいたので、
当日のゴミの量は例年よりずっと少なかったです。



ご奉仕を終えて、ご本尊さまに挨拶の法要を勤めて一段落です。
お疲れさまでした。有り難うございます。



◆(11/24)忘年望年会
奉仕会から場を改めて、忘年望年会を開催しました。
会場は人数・アクセス・2次会の要望!により神楽坂の中華店に。


自己紹介タイムは出身小学校の自慢話をお題に。
年代によって当時の様子が違うことや、普段のお付き合いでは伝わらない子供時代の様子が垣間見えました。加えて、お互いがご近所出身どころか、同じ小学校の同窓生であることが判明するなどもあり、誰もが子供時代に若返りました。



2次会は「歌いたいっ」というリクエストにおこたえして!
一次会の始まりが早かったので、二次会も安心の時間に終了です♪

皆さまのおかげで、大龍寺の恒例行持を楽しく、
和やかに納めることができました。ありがとうございます



◆(12/07)12月の坐禅会
毎月一回の坐禅会、今年最後は成道会でもあるので、
普段よりも一炷(1回)追加して坐禅をしました。
1炷目は25分ほどで20人、2炷目は35分ほどで10人、
3炷目は40分ほどで5人で坐禅を行じました。

おはなしは、「大地有情同時成道」という言葉について。
お釈迦さまがおさとりを開かれ(成道され)たのに、
大地や有情も同時に成道されたとはどういうことか。
次回開催は1月4日(土)です。



◆(12/14)12月の写経会
コロナ中の中断期間を経て改めてスタートした写経会では、
令和6年2月の坐禅会から、一千巻の納経を目指し始めました。
「偶数月の第二土曜日」という定例開催で今年は6回開き、
通算86巻の納経をいただきました。



住職は一千巻揃ったら「大きな寺院に納経する」
という目標を設定していましたが、参加者みなさんから
「永平寺に納経したい」という要望があがりました。
何年かかるかわかりませんが、納経一千巻は、
大本山永平寺に参拝・納経を目指しています。

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★きっかけはいろいろ。令和6年10月の坐禅会開催しました。

2024年10月10日 | 行事報告
10月5日、達磨大師のご命日に10月の坐禅会を開催しました。


前半の参加者は12名。
15分ほどのストレッチをして、20分間の坐禅説明。
経験者の方も加わって約20分間の止静の後、
達磨様の説明をして幕裏にお参りをいただきました。




前半最後は、今回初めて坐禅をされた方のみ、
感想、質問等をお受けしました。



経験者のみの後半は参加者6名。
坐禅中に『普勧坐禅儀』をお唱えをして30分間の止静。
前半ではコメント時間を取れなかったので、
全員から感想を聞いて終わりました。


※達磨大師のお話の中で「少林寺拳法」と言ってしまいましたが、少林寺拳法は日本発祥です。中国嵩山少林寺で行われているのは「少林拳」「少林武術」です。訂正します。

※次回の坐禅会は、11月2日(土)です。
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★運歩するひとは。令和6年9月の坐禅会開催しました。

2024年09月08日 | 行事報告
坐禅会、予定通り開催しました。
前半(坐り方の説明あり)には16名が来られました。
両足のストレッチをやっていたら15分もかかってしまいました。
慌てて坐り方の説明をして、25分間の坐禅。
坐後は、禅語「青山常運歩」と絡めたおはなし。
物事を自分ごととして考えるということ、
先入観を持たずに物事を見極めてみようというお話をしました。


後半は7人。
坐り方の説明等は一切なく35分間の坐禅、
その間に『普勧坐禅儀』をお唱えしました。


今回は、本堂周りの境内や墓地のそこかしこから
秋の虫の声が聞こえる中での坐禅会となりました。
いわゆる坐禅の好時節、ありがとうございます✨


なお、今回参加した皆様のご意見を参考に、
来月の坐禅会は、受付人数(定員)を増やして開催しようと思っています。
次回の坐禅会は10月第1土曜日の5日です。
参加申し込みフォームの URL は今回と一緒です。
https://forms.gle/x99U2CpphBRunjAH8

偶数月でもありますので、第2週の12日には写経会も開催します。

どちらもお気軽にご参加いただければ嬉しいです。

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★亡き人とともに生きる写経会

2024年08月12日 | 行事報告
暑さ厳しい中ではありましたが写経会を開催しました。
参加申し込みはほどよく8名、当日の体調不良でお2人が欠席でした。
こういう時季は、当日の体調によって無理なく休まれるのが最善です。



写経会が始まりました。
書院にてお写経の進め方を説明して、手を合わせて静かな時を過ごします。
周囲に惑わされずそれぞれのペースでお勤めくださいとご案内して写経開始。
みなさまおおむね60分程度で出来上がりました。

全員で本堂に移り、納経のため「般若心経」をお唱え。
前後におこなう三拝(五体投地)のやり方を重点的にご案内しました。

読経ののち、軽めのお話。
手鏧(携帯型のカネ)の鳴らし方を亡き師匠に教わった話を通して、
亡き人の思いを背負いながら生きていくことについてお話をしました。
最後に参加者の皆さんから、感想等をお聞きして閉会となりました。



納経は、当日お書きいただいたお写経を納めていただきますが、
コロナ中に自宅でされたお写経39巻を納められた方がおられました。
写経会当日のものと合わせて40巻!のご奉納です。有り難うございます。
大龍寺では、納めていただいたお写経に千字文の1文字ずつを割り振り、
最終的に1000巻になったところで、巨刹に納経に参ります。
今回の写経会で45巻が積み上がりました。


                    

次回の写経会は10月12日(土)です。
開催前日までに下記のフォームにてお申し込みください。
10名までの先着順です。
https://forms.gle/XUVep6LppEaxgroP7





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★この時だけでも、佛門に入る坐禅会

2024年08月04日 | 行事報告
定例坐禅会、事前のお申込みでほぼ定員いっぱいでした。
前日・当日に数名の動きがあり、結局、前半は17名が来られました。

午後5時。下半身を中心としたストレッチ、坐り方のご案内をして、
20分の坐禅、小職からのお話と皆様からの参加感想をいただきました。

今回は「佛門に入る」という言葉についてお話をしました。
 この言葉は、9月はじめの「曹洞宗テレホン法話」でも
 小職のお話として、ご紹介する予定になっています。

後半は、1名が加わり10名が帰られて8名で、
40分の坐禅(『普勧坐禅儀』坐誦を含む)を勤めました。

暑すぎるので、堂内はエアコンを効かせていますが、
2回とも坐禅最後の10分程度はエアコンを止めています。
人工的な動作音がなくなった途端に、蝉の声が堂内を満たします。
そして鉄筋コンクリートの本堂ゆえ、暑苦しさを覚え始めます…

                            

次回の坐禅会は、いつも通り第一土曜日の9月7日(土)です。
開催概要等はいつも通り変わりません。
本堂での坐禅を希望する方は、Googleフォームからお申し込み下さい。
※9月分の申込のみ受け付けています。

→Googleフォームからの自動応答メールがあれば申し込み完了です。
 開催の前日か当日に、拙寺からの最終の確認メールをします。
 (重大な変更などがあれば、随時メールをお送りします。)
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★7月のお盆、鼓鈸三通の仏道。

2024年07月26日 | 行事報告
7月のお盆諸行事・法要、大過なくお勤めさせていただきました。



◆初盆供養会
旧来、お盆は7月13日から16日までお勤めしていますが、
当山では初盆のお宅の方のみ少し早めに「初盆法要」を営み、
新亡様のお迎えに来ていただいています。
この一年間にご家族のお弔いをされ初盆を迎える方に
今年は7月6日午前11時から初盆供養会をお勤めしました。


(本尊上供に引き続き、精霊棚に向けてのご供養)

正午には初盆法要が勤まり、当日の午後から初盆を迎える方々のご自宅にて
宅経(自宅のお仏壇・精霊棚にてお盆のご供養をします)が始まりました。
 かつてはお盆中の4日間で巡拝を計画していましたが、
 檀信徒皆様の平日の受け入れが難しい方が多くなり、
 いまではお盆の期間外でも休日を中心にお勤めしています。



◆盂蘭盆(うらぼん)供養会
初盆ではない檀信徒皆様の法要を7月13日にお勤めしました。

法要の始まりはご本尊さまにむけての礼拝法要「本尊上供」を、
『摩訶般若波羅蜜多心経』をお唱えしてお勤めをしました。


このようにご本尊さまに向かうと「北面」です。

本尊上供に引き続き、本堂正面入口側に180度向きまわって、
お盆の精霊棚に向かってお盆の供養を勤めました。
この法供養は細かく見ると二部構成です。
世の中のあらゆる仏様に対する施食供養と、
檀信徒各家のご先祖様に対する追善供養です。


このように外向きにお勤めをすると「南面」です。

精霊棚に向かってのお勤めを終え、法要の最後に、
ご先祖様の送り出し「みたまおくり」をしました。

鼓鈸三通(くはつさんつう)

みたまおくりの鳴らしもの(鳴器)は
手鏧(チン)、太鼓(ポン)、妙鈸(ジャラン)の3つです。
私と役僧さんでは人手が足りないこともあり、
昨年から、総代世話人さんに加わっていただいています。

多少の揺らぎはありますが、しっかりとお勤めすることができました。
これも、日ごろから息の合った人間関係ができていることと、
この日のためにおこなった事前練習のたまものでしょう。




◆お盆を終えて。


檀信徒みなさんにとっては送り盆ですが、
菩提寺にとってはお迎えとなります。おかえりなさい。
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★おはかもこころもすがすがし

2024年06月12日 | 行事報告
4月20日の清掃奉仕会、当日の様子、アップしていませんでした
入れ替わり立ち代わりおよそ25名の皆さまが駆け付けてくださいました。



◆本堂


甘露門の文言を示した施食会の五色幡など、36枚を掲出します。


ご本尊さま前の水引・柱巻を夏物に換装、雰囲気がガラッと変わりました。


お線香の燃え残りを除去して灰を押さえます。ずいぶん慣れました。



◆墓地


墓地の通路は一か所狭隘な場所がありますが、車いす対応です。


春のお彼岸で建立20周年を迎えた平和祈願永代供養塔の周りも。


◆境内


書院一階玄関にいたるアプローチの植え込みをきれいに植え替えしました。


飛び地の豊川稲荷分霊社も、有縁無縁供養塔も綺麗さっぱりに。



◆仕上げ


清掃奉仕が終わってご本尊様にご挨拶、とても清々しいです。


ご奉仕の後はお楽しみの水分補給タイム、仕上げは上々です!



皆さまお疲れさまでございました!

次回は11月24日(日)を予定しています。
ご奉仕の後は、飲食店に移動して忘年望年会です。
水引・柱巻の換装、お位牌の棚卸すす払いなどもあります。
年配の方と若手のコラボで、進められればと思います。
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★6月が始まって

2024年06月10日 | 行事報告
◆1日◆地元小学校運動会
学年別の競技観戦が続いています。
大空の雲々も観戦しているようです。




◆1日◆6月の坐禅会
令和6年の6月は坐禅会から始まりました。
定員いっぱい18名の申込がありましたが、2名体調不良で16名の参加。
コロナ以降、間隔を十分にとって、本堂いっぱいに坐蒲をならべています。
お話は「機械翻訳があれば学国語教育は不要か?」という
とある講座での学びを共有しました。
※次回の写経会は8月3日です。



◆3日◆協議会
巡回法話の事前準備のため日帰り関西出張っ!





◆4日◆個別坐禅会
会社のお仲間さんたちの坐禅会、13名が来られました。
その中のおひとりが昵懇のお寺さんと幼なじみだと。
重々無尽のご縁が目に見えた坐禅会でのことときでした。



◆5日◆東京の特派布教会
布教教化に関する告諭をお伝えくださるため
島根県から特派布教師の野津老師が来られました。
これまで拙寺からの参加者は募っていませんでしたが、
今回は内々に6名の方にご参加いただきました。





◆7日◆法要・宗学での研鑽
月に1回か2回の勉強会、誰かと一緒に宗典を読み進めるのは勉強になります。
最近は老眼なので細かな文字が読めません。見えないときは写真に撮って拡大しています。
おかしいな、“ばつろう”と読むんですね。





◆8日◆6月の写経会
4名で般若心経の写経、納経読経をしました。
おつとめの後、行茶の時間はお袈裟の話になりました。
五条・七条・九条のお袈裟、刺繍の有無などから、
僧侶が一生かかって勤める行持とのかかわりなど。
※次回の写経会は8月10日です。



◆9日◆他寺の施食会随喜
近隣寺院の施食会にお手伝いに。
コロナが蔓延する前年の施食会でお話をして以来、
法要の前にご法話の時間も頂戴しました。



6月まだまだ続きます。
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★恒規山門大施食会・先代住職三回忌お勤めしました

2024年06月09日 | 行事報告
毎年母の日恒例の山門大施食会、先代住職3回忌法要を開催しました。

以前のように檀信徒皆さまに参列を募り、大変多くの方にご参列お焼香を賜りました。
社会的にコロナへの懸念がかなり収まったとはいっても、
 「大勢が集まるところにはまだ行けない」
 「一人で外出するのはまだ難しい」
などの悲痛な声もあり、ご自宅でお参りしたいというご希望も多く頂戴しました。
有徳の檀信徒皆さまのお心に支えられ、行持を勤めることができました。
檀信徒皆さまのご信仰の糧、生涯を安寧に生きる因縁となれば幸いです。

山門大施食会は、ご先祖さまのご供養はもちろんのこと、
天災・戦災・厄災などの犠牲者を含むあらゆる御霊に供養の心を向ける法要で、
檀信徒皆さまにとっても、拙寺にとっても大切なお勤めです。

これからもすべての檀信徒皆さまと共に修行できることを何より願っています。
「母の日は大龍寺」の呼び声のもと、来年令和7年は5月11日の予定です。
ぜひとも、今のうちからご予定いただければ幸いです。



●おはなし
・修繕積立金事業(塗装・正面木枠)について
・平和祈願・永代供養塔20周年の修復について
・特派布教(小職の3県赴任と6/5東京開催募集)について
・2年後の結制修行・27世住職(山田孝道師)百回忌について
・総代世話人の紹介




●施食棚に向かって
先住三回忌の準備のため本尊上供は内献とし、
法要がはじまってすぐ、施食棚に向かって供養を勤めました。








●参列者お焼香






●回向・ご供養読み込み




●献奏
先住三回忌法要が始まる前に、孫たちによるピアノ演奏の奉納




●献灯・献花
三回忌法要に先立ち総代・世話人さんにより
お灯明とお話のお供えがありました。




●導師入堂
先住三回忌の法要導師は、
山梨県都留市の普門寺住職、山崎和雄老師にお勤めいただきました。
老師とは豊川稲荷妙厳寺さま以来、先住とのご縁をいただいており、
老師の学生時代には拙寺に住み込みで補佐をして下さっていました。
ちょうどその頃、小職が生まれ、子もりもして下さっていた方です。






●上香普同三拝




●献湯菓湯




●拈香法語
御導師さまにより、先代住職の生前の行跡が称えられ、禅の教えを示されました。




●読経「参同会・宝鏡三昧」




●謝拝・ご垂示
本日の法要をお勤めしたことを御礼の意味を込めてお拝をします。
山崎老師からは先代住職の事をおはなしいただきました。






●お弁当
平成12年3月。道元禅師750回大遠忌を記念して
新作歌舞伎『道元の月』(立松和平氏原作)が公演され、
先師は曹洞宗東京都宗務所の教化主事として興行に関わっていました。
道元禅師の役作りのため坐禅をする十代目坂東三津五郎さんの肩を、
先師が警策(坐禅の棒)で叩いたこともあったそうです。
舞台のことを楽しそうに話していた先師のことを思い、
法要後のお持ち帰り形式で歌舞伎座のお弁当を用意させていただきました。

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★何を、ではなく、どのように。

2024年05月04日 | 行事報告
令和6年5月の坐禅会。
当初、定員いっぱいでのお申し込みを受けましたが、
当日になって体調不良の方などが出て最終的に15名、うち初めての方が6名。
ストレッチをしながら緊張感をほぐして坐り方の案内をしました。


◆前半
止静15分間(坐っていたのは約20分間)の坐禅を経て、おはなし。
ある大型書店にて、目当ての絵本が見つからなかったからこそ出会えた別の絵本の話。

※「目的意識が強すぎると、
  “思いも寄らないこと”との出会いを失ってしまうよね」

※「絵本のストーリー自体に明確な結末がなくても、
  その絵本を読むプロセスも含めて振り返った時に、
  絵本を読むことの意味が生まれるのではないか」

という気付きについて。
そして皆さんから一言感想・質疑応答にて前半終了。


◆後半
4名が帰られて、11名で後半に。
止静35分間(坐っていたのは約40分間)の坐禅中に『普勧坐禅儀』読誦。散会。

坐禅会の後、GW特別企画として近所の飲食店で有志のお食事をしました。
参加者7名。楽しく過ごさせていただきました。
 
 
次回は来月6月1日です どうぞよろしくお願いします。
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★令和6年4月の坐禅会を終えて

2024年04月07日 | 行事報告
年度始まりの4月6日、月に一回の坐禅会を開催しました。

5時から坐り方説明。
10分ほど入念にストレッチをしてみると身体の柔らかい方が多い!
順次、足の組み方、姿勢の取り方、呼吸のしかた、心の置き方について。
過去・未来のことを考えず、いまこの時を感じ続けることをお話ししました。
ストレッチから始まって説明が終わるまで35分。長すぎたかな…

前半の坐禅は20分ほど。本堂13名+オンライン1名が坐られました。

お話は、2日後の4月8日お釈迦様の誕生日にからめて約10分。
脇腹から生まれ七歩周行して「天上天下唯我独尊」と述べられた話から、
そのように語られている事実を受け入れること(文)と、
なぜそのように語られているのか(文脈)を理解することについて。
新年度の始まり、入学式のシーズンであることを絡めて、お釈迦様のように
「誓願をもってこの一年間を過ごしていこうと気持ちを新たにしよう」
ということでまとめました。

引き続き、参禅者全員から感想・質問など。ありがとうございます。


後半は4名が帰られて1名が加わり本堂10名+オンライン1名で。
坐禅は正味35分ほどで、坐中に「普勧坐禅儀」もお唱えしました。




次回の坐禅会について
予定通り第一土曜日の開催でGW中の令和6年5月4日(土・みどりの日)です。
後半の坐禅会終了後に、軽くお食事会を開催しようと思います。

本堂での坐禅・お食事会(実費)のお申し込みは、こちらからお願い致します。
(5月4日の件についてのみ、回答をお願いします。)
 Googleフォームからお申し込み下さい。
 https://forms.gle/x99U2CpphBRunjAH8
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★令和6年3月の坐禅会を終えて

2024年03月03日 | 行事報告
3月2日、2ヶ月ぶりの坐禅会を開催しました。
(お陰様で、腰の痛みはほぼなくなりました。)ありがとうございます。

坐禅会前半は、初年向けに坐り方の準備・説明から。
各自ストレッチ、足指から股関節までのクルクルストレッチ、臀部のストレッチをして、
坐禅はおおむね20分強の止静。
坐禅後には能登半島地震のボランティア活動のお話をしました。
11名参禅+オンライン1名。

後半は上記坐禅に加えて2炷目として35分強の坐禅止静と
坐中に『普勧坐禅儀』を読誦しました。
坐禅後には、他人ではなく自分自身の行道から離れないこと、
そこに仏道があることについてお話をしました。
前半にて4名がお帰りになり、後半で1名加わって8名参禅。


次回は4月6日(土)の開催です。
どうぞよろしくお願いいたします。
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★大般若修正会を、コロナ以前の形に戻して修行

2024年02月04日 | 行事報告
1月第3日曜日にあたる1月21日(日曜日)午後2時、
当山恒例の新年大般若修正会(しんねん だいはんにゃ しゅしょうえ)を開催しました。


感染症が蔓延していた令和3年(2021)から令和5年(2023)までは、
内献+ライブ配信、総代参列+ライブ配信などで対応してきましたが、
今回は全ての檀信徒に案内し、参列はそれぞれに委ねるという形に戻しました。


とはいえ、なかなか是までのような参列規模にはなりませんでしたが、
このような中で来て下さった方たちと共に、
この1年間の世界の無事、能登半島地震などの天変地変が収まり、
人々が心安らかに過ごせることなどをお祈りいたしました 。


法要後は持ち帰りも可能なお弁当形式での会食懇親会もささやかながら。
お越し下った皆さんから一言ずつ一年の計をご披露いただきながら
1年間の大龍寺の様子、弟子の永平寺上山の話などをお伝えしました。




《当日のようす》


(浄道場;浄香・浄水・散華で道場を清らかに)


(太鼓;大般若修正会だけは太鼓でお唱えです)


(配経;檀信徒皆さんと共に「般若心経」を読誦)


(転読;大龍寺蔵『大般若経』六百巻は、縮刷60巻集約版です)


(転読;六百巻分を4人で分担するのでひとり百五十巻分を転読します)


(転読;これを翻訳した玄奘三蔵さんの苦労、やり抜いた志を感じます)


(導師転読「理趣分」;導師のみのお勤めで作法が多々あります)


(参列者祈願の読み込み)


(法要後の住職お話)



《差定・式次第》
ごあんない
殿鐘三会
七下鐘上殿
拈香法語
上香普同三拝
浄道場
 散華荘厳遍十方 散衆宝華以為帳
 散衆宝華遍十方 供養一切諸如来
読経
 『摩訶般若波羅蜜多心経』(三遍)
転読
 『大般若経』六百巻
諸真言・参列者焼香
 南無仏陀耶 南無達磨耶 南無僧伽耶 南無観世音菩薩 摩訶薩 疫病消除 娑婆訶
 倶一切功徳 慈眼視衆生 福聚海無量 是故應頂禮
 南無大金光明最勝王経
 唵尸羅婆陀尼黎吽娑婆訶
読経
 『妙法蓮華経観世音菩薩普門品偈』
 『消災妙吉祥陀羅尼』(三遍)
回向・読み込み
略三宝
 十方三世一切仏 諸尊菩薩摩訶薩 摩訶般若波羅蜜
普同三拝
導師退堂
散堂
おはなし



《 配 役 》
住 職 導師
西垣師 堂行・維那・送迎
阪柳師 太鼓・侍者
有田師 殿鐘・両班
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★はっけよい、坐った!

2024年01月06日 | 行事報告
令和6年1月の坐禅会、新しい進行時間での開催でした。
1炷目18名+オンライン1名、2炷目7名+オンライン1名で坐りました。
新年から坐禅に参じて下さった方たち、有り難うございます。
 
 
《おはなし》
私たちは、今日、何らかの不自由がなく、
望ましい環境で坐る機会をいただいている。これは浄土だ。

浄土とは、たとえば青い光が青く光る世界、黄色い光が黄色く光る世界だそうだ。
すなわち、私たちが仏ごころでいられること、真っ正直に生きられる世界。
いまの私たちにとっては、何も差し障ることなく伸びやかに坐禅ができる世界。

ところが私たちは、娑婆世界(忍土)に生きている。
不自由を抱えながらも、多くの人とのご縁が調ったことによって坐っている。
ああ、娑婆世界で坐る有り難さ。今日の功徳を周囲の人にお裾分けしよう。
「慈・悲の坐禅」を行じよう。
 
 
 
《開催メモ・新構成で気付いた点》
1)坐る場所は自由としたけれど、
 2炷目まで坐る人と1炷のみで帰る方の坐る場所(エリア)を
 開場受付時からあらかじめ区別しておければよかった。

2)坐禅用座布団が16枚のみ。これは以前の会場設営に則していた。
 足りない分は一般の座布団を使ったが、これでは坐禅をするにはやや小さかった。
 畳の上に直接足を組めばよいだけのことだけれど、
 初心の方も多いのでできるだけ座布団+坐蒲の環境整えています。

3)初心の方に坐り方を説明している間に、
 経験者の方が本堂に入ってくるのが、入りづらいとのこと。
 →上記1)の対応をすれば、多少入りやすくなるのではないか。

4)ZOOMの有料プランが毎月2000円かかる。
 無料の会議ソフト、良いものがないか検討しています。
 
 
※その他、お気づきの点、建設的なご意見がありましたら、よろしくお願いします。
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★仏教は、はじまったか

2023年12月15日 | 行事報告
新たに檀信徒としてお迎えする方に対しては、
仏教や宗派のこと、大龍寺のことなどについてキチンとお話をする機会があります。
けれども、大龍寺の檀信徒としてご縁を結んでいる方については、
改めてそのようなお話をする機会が必要なのにしていないことに気付きました。

これまでであれば、各家庭にてそのような伝達があったのかもしれませんが、
当世は、折々にお話をしていかなくてはならないのでしょう。



そのような気持ちを抱えて、講座「仏教をはじめよう」を企画したわけですが、
とりあえずはなんとか船出をしたけれど、まだまだ過不足があります。

当日の講座で使用したパワポデータの一部をこちらに上げます。
データの全てではなく、一部なので、スライドの展開が繋がらないところもありますが、
これからも、常にドラフト版だと思いながら、手を加えていこうと思います。




















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