風呂に入って死んだやつはおるけど、風呂に入らんで死んだやつはおらん。
亡くなる寸前まで風呂に入りたがる人の介護も骨が折れるが、
風呂に入りたがらない人の介護もなかなか難儀である。
でも、ひどく手がかかったこと、こういう憎まれ口を投げつけられたことも、
いずれ懐かしい思い出になる。そう思えば我慢もできる。
もし苦労を笑ってこぼせる人がそばに一人でもいれば、
こんな売りことばに買いころばもとくと楽しめる。
折々のことば (朝日新聞) 2015・8・3 より
長い間介護に一生懸命かかわったからこそ今思えば大変な苦労も
それは良かったんだと後悔しないですむんです・・・・・