⚫グルメ・料理(昨日)
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それは、昨夜の夕食でのこと。
昨夜の夕食は山菜づくしの夕食でした。
茹でた木の芽
茹でたしおで
山ウドの煮物
ワラビと塩こんぶの和え物
山タケノコと卵の炒め煮
まさに山菜尽くしの贅沢料理。
食べながら、妻が言いました。
「しゅで(しおで)をこんなに採るなんて...半日くらい山の中をさ迷った?」
この言葉、どれだけ嬉しい言葉か分かるでしょうか?
しゅで(しおで)を採ることの大変さを知らない人は、
「なにこれ!アスパラみたいな味でめちゃくちゃ美味しい!!!」
と話します。
これはこれで嬉しいです。
爺の努力をココロから喜んでもらっているから。
しかし、昨夜の妻の発言は、しゅで(しおで)を採る大変さが分かっている人の意見です。
前の記事にも書きましたが、しゆで(しおで)は群生しません。
しゅでが出る所を知っている人でも、山の斜面の下から上を見上げてキョロキョロし、ポツンと生えているしゅでを見付けると、斜面を登って採る。さらに斜面の上を見る。見付けたら採る。
見付からなかったら下に降りて、その横の斜面を下から見る。
この繰り返しで、山の斜面を上がったり降りたりを何度もするのです。
しゅでは特徴的なのですが、光のシルエットで見つけるのが一番分かりやすく、斜面の上からだと、横方向のしゅではある程度見えても、斜面の下のしゅではなかなか目に止まらないのです。
斜面の上がり降り...
密集して生えない特異性...
それを知っているから出てきた言葉。
美味しいより、ずっと嬉しい一言でした。
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