●ココロの風邪(過去)

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あれは…
昔々の話…
日々ひたすらに働いていました。
テレビでは
「黄色と黒は勇気の印24時間闘えますか♪」
というCMが流れていたような気が…
CMは大袈裟ではなく、本当に24時間闘っていました。
今なら、ブラック企業認定でメディアに取り上げられて大騒ぎになるでしょう。
ある意味、古き良き時代…
24時間闘うのが当たり前だと思っていたし、仕事も楽しんでいました。
ある日…
体にプチプチ湿疹が出始めました。
優等生の体は、手足と顔という人に見える部分は何も起きず、それ以外にプチプチ出ました。
かゆみと闘いながら、仕事を続けていました。
家に帰っても、痒くて眠ることが出来ません。
やけど寸前の熱いシャワーを浴びて、かゆみを熱さに変えたり…
眠っても溺れない小さなバスタブに水を入れて、冷やして眠ろうとしました。
全く治る気配がなく、皮膚科の門を叩きました。
かゆみ止めの塗り薬を処方されますが効果なし…
病院を3軒変えても変化なし…
最後は某大学の付属病院にかかりました。
今はない抗生物質の薬を処方されましたが、全く治る事はありませんでした。
それでも仕事には普通に通っていました。
24時間闘う生活なので、睡眠時間は短くても平気でした。
仕事以外に…
かゆみと闘いながら働きました。
どのくらい経ったのか、覚えていません…
その日は突然来ました。
朝、出勤のために駅に向かい、やって来た電車を見た瞬間…
心臓がバクバクと脈打ち、頭がグルグルし出しました。
電車に乗れず、ベンチに座り…
???
分かりません。
次の電車が来ました。
心臓がバクバクし、頭がグルグル…
電車に乗れません。
困りました…
遅刻決定です。
職場に遅れる連絡をして、駐車場に向かいました。
そこには動く部屋である車があります。
車に倒れ込み、少し休むと…
車で仕事に向かいました。
車は私の動く部屋…
何も問題は起きませんでした。
翌日…
昨日より早く駅に向かいました。
やはり、電車を見ると心臓がバクバクし、頭がグルグルして乗れません。
駐車場に行き、車で仕事に向かいました。
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ここまで鬱やパニックという言葉を
使っていません。
当時は世間的に知られていなかった
ため、その言葉を知りませんでした
……………………………………………………………
電車に乗れない…
自分の車は大丈夫…
それだけ分かれば簡単でした。
車で職場に向かい、近くのコインパーキングへ…
打ち合わせの移動も車で…
コインパーキングに車を停めて…
それが自分の当たり前になりました。
駐車場代はめちゃくちゃかかりました。
でも、それ以上に残業代をもらい、使う時間もあまりない生活をしていたため…
それが自分の当たり前だったため…
日常に溶け込んでしまいました。
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