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吉祥寺恋色デイズ 茶倉譲二の妄想小説。譲二ルート続編のお話を彼氏目線で眺めてみました。
ネタバレありです。
☆☆☆☆☆
茶倉譲二 続編第三話~その5
〈譲二〉
色々考えたせいでなかなか寝付けず、翌朝は少し寝坊してしまった。
慌てて着替えて百花ちゃんの部屋をノックしたが、もう部屋にはいなかった。
1階に降りてみたが、今朝は早くに学校に行ってしまったらしい。
その日は一日落ち込んでいた。
明里は百花ちゃんに上手く話してくれるだろうか?
百花ちゃんに愛想を尽かされていたらどうしよう…。
次々と悪い考えばかりが浮かんできた。
☆☆☆☆☆
夕方、ハルたちが集まり、いつものごとく騒いでるが俺は気もそぞろだった。
明里はうまく話してくれただろうか?
春樹「ジョージさん、今日はなんだか元気がないね?」
一護「どうせ百花と喧嘩でもしたんだろ?」
譲二「……」
うわ~、一護のヤツ鋭い…。
春樹「え? そうなの? ジョージさん」
剛史「そういえば、今日は佐々木も少し元気がなかったな」
竜蔵「おい! ジョージ、もうフラレたのか?」
理人「リュウ兄、それは飛躍し過ぎだよ。でも、ホントに喧嘩したの?」
みんなに詰め寄られる…。
譲二「百花ちゃん…、俺のことなにか言ってた?」
一護「やっぱり、喧嘩かよ…」
譲二「いや…そういう訳じゃ…」
春樹「ジョージさん、ばればれだよ」
みんなそれぞれ慰めを口にする。
慰められてるのか、からかわれているんだか分からない。
が、俺と百花ちゃんが喧嘩したことは、アイツラの中では確定事項らしい。
そうこうするうち、5時のファンファーレが鳴って、みんなは店の手伝いに帰っていった。
竜蔵「そういや、ジョージ。今夜の寄り合いは覚えてるだろうな?」
譲二「あ、そうだったね…。7時だっけ?」
竜蔵「ああ、オヤジがみんなの分のコーヒーを頼みたいって言ってたぞ」
譲二「じゃあ、早めに準備して行ったほうが良さそうだな…」
竜蔵「そうしたほうがいいと思うぞ。それと…元気だせよ。じゃあな」
帰っていくリュウの後ろ姿にりっちゃんがつぶやいた。
理人「大変だね~。マスターは百花ちゃんと喧嘩中なのに、商店街の寄り合いには出ないといけないし…」
譲二「いや…喧嘩なんかしてないから…」
理人「そう? 別れるなら早めに言ってね。みんなより先に百花ちゃんに告白したいから」
りっちゃん…、それ全然ジョークになってないよ…。
それとも本気?
♪~
明里からのメールだ。
『任務完了!
多分もう大丈夫だと思うわよ。
明里』
明里へお礼のメールを打ち込んでいると百花ちゃんが帰ってきた。
譲二「おかえり…」
百花「ただいま…マスター」
しかし、なんとなく気まずい。
百花ちゃんは俺とは視線を合わせず、りっちゃんと話をしている。
あ~あ、やっぱりすぐには許してもらえないのかな…。
それに…寄り合いに早めに行かないといけないなら、もう夕食の準備もしておかないと…。
その6へつづく