恋、ときどき晴れ

主に『吉祥寺恋色デイズ』の茶倉譲二の妄想小説

話数が多くなった小説は順次、インデックスにまとめてます。

小説を検索しやすくするためインデックスを作りました

インデックス 茶倉譲二ルート…茶倉譲二の小説の検索用インデックス。

インデックス ハルルートの譲二…ハルくんルートの茶倉譲二の小説の検索のためのインデックス。

手書きイラスト インデックス…自分で描いた乙女ゲームキャラのイラスト記事


他にも順次インデックスを作ってます。インデックスで探してみてね。



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またまた始まった…若い子との暮らし~その4

2015-07-29 08:02:10 | かなり年下の彼女

『年上の彼女』と同じ時期に書いたお話です。
ここでは、年下の子との恋愛というよりも、ちょっと手出しをするのは憚られる相手がいたとして、積極的な女の子のアプローチに譲二さんはどう対処するだろう? という興味で書き始めました。
吉恋のヒロインはそんなに積極的というわけではないですからね。女の子の方から抱きついてくるようだったら、どうするの? って。

この話はまだラストが確定してない…と言うか、途中で止まってます。
だけど、upするうちに続きの話も書けるようになるといいな…という希望的観測でupしていきます。


☆☆☆☆☆

 譲二ルート以外のどれかのルートの譲二さん。
 本編のヒロインは大学を卒業して就職、クロフネを出ている。

☆☆☆☆☆
またまた始まった…若い子との暮らし~その4

〈譲二〉
 汐里ちゃんとの毎日は楽しい。

女の子にチヤホヤしてもらうのは俺にとって初めての経験で、なかなかいいものだと思う。

 しかしねぇ、まるで子供なんだよね…。

俺としては、もう少し大人な女性の方が…。



☆☆☆☆☆

 汐里ちゃんと暮らし始めるにあたって、百花ちゃんとの経験から、若い女の子と一緒でも「まぁ、大丈夫だろう。

百花ちゃんにも手を出さなかったし…」と思った。


 しかし、それは大きな間違いだということに直ぐに気づいた。


 第一百花ちゃんは俺に迫ったり、突然抱きついたり、「マスター大好き!」などと叫んだりはしなかった。


 廊下に出たり、洗面所に入ったりするたびに飛びついて来るものが無いかどうか、確認しながら移動するのはなかなか疲れるものだ。

 それでも、そういうことが続くと人間なれるもので、小さな子供と暮らしているか小型犬でも飼っていると思うことにした。

 だから、彼女へのハグや額へのキスも俺にとっては挨拶代わりになっている。

 でも、気を緩めると彼女の女の部分に気づいたりするんだよね。

その5へつづく


またまた始まった…若い子との暮らし~その3

2015-07-28 08:35:12 | かなり年下の彼女

『年上の彼女』と同じ時期に書いたお話です。
ここでは、年下の子との恋愛というよりも、ちょっと手出しをするのは憚られる相手がいたとして、積極的な女の子のアプローチに譲二さんはどう対処するだろう? という興味で書き始めました。
吉恋のヒロインはそんなに積極的というわけではないですからね。女の子の方から抱きついてくるようだったら、どうするの? って。

この話はまだラストが確定してない…と言うか、途中で止まってます。
だけど、upするうちに続きの話も書けるようになるといいな…という希望的観測でupしていきます。


☆☆☆☆☆

 譲二ルート以外のどれかのルートの譲二さん。
 本編のヒロインは大学を卒業して就職、クロフネを出ている。

☆☆☆☆☆
またまた始まった…若い子との暮らし~その3

〈譲二〉
あれは高校の時の同窓会があった日だ。

クロフネに帰ってきた俺は、ほろ酔い気分で鍵を開けて入った。

店の中は薄明かりがついていて、奥から声がした。


汐里「マスター?」

譲二「汐里ちゃん、もしかして起きて待っていてくれたの?」

汐里「うん。おかえりなさい」

譲二「ただいま…って。そんなパジャマ姿で、風邪引くよ?」

汐里「さっきまで部屋にいたんだけど、マスターの足音が聞こえたから」


まだ湿り気のある洗い髪が頬にかかり、首をかしげて俺を見上げる顔は、いつもと違って妖艶に見えた。


譲二「寒くない?」


 そっと汐里ちゃんを抱きしめた。


汐里「うん。大丈夫」


 潤んだ瞳で見上げられ、パジャマ越しに汐里ちゃんの体温を感じて、誘惑に負けそうになる。


 ダメだ、ダメだ。


譲二「汐里ちゃん、ちょっと水を汲んで来てもらってもいいかな? 今夜は少し飲み過ぎたみたいだ」

汐里「ちょっと、待っててね」


軽い足取りで汐里ちゃんが厨房に入って行く。

俺はカウンターの椅子に腰掛けた。

汐里ちゃんが汲んでくれた水を飲み干して、すこし落ちつきを取り戻した。


汐里「マスター、大丈夫?」


俺を覗き込む顔があまりにも愛らしくて…。

思わず彼女を抱きしめてしまった。


汐里「マスター?」

譲二「そんな顔して見つめられたら…こんなことをしてしまうよ…」


彼女の唇にそっとキスをした。

柔らかくて可愛らしい唇。

こんなことをするのは何年ぶりだろう…?


汐里ちゃんがそっと囁いた。

汐里「マスター、もっとして…」


その甘い声を聞くと俺の中のタガが外れた。


何度も汐里ちゃんにキスをする。

それはだんだん深くなって、貪るように彼女の唇を奪った。



ふいに、汐里ちゃんが脱力した。

俺は慌てて抱きとめる。


譲二「…ごめん。もしかして、息が苦しくなった?」

汐里「ううん…。とても気持ちよかったから…」


汐里ちゃんは相変わらずうっとりした表情で俺を見上げる。

だが、さっきの水が効いて来たのだろう、俺の最後の理性も戻って来た。


譲二「…ごめん。汐里ちゃん。…俺、とんでもないことをしてしまった…」


 「もっと一緒にいたい」と言う汐里ちゃんを部屋に追いやり、シャワーを浴びて頭を冷やした。

 

その4へつづく



またまた始まった…若い子との暮らし~その2

2015-07-27 07:43:58 | かなり年下の彼女

『年上の彼女』と同じ時期に書いたお話です。
ここでは、年下の子との恋愛というよりも、ちょっと手出しをするのは憚られる相手がいたとして、積極的な女の子のアプローチに譲二さんはどう対処するだろう? という興味で書き始めました。
吉恋のヒロインはそんなに積極的というわけではないですからね。女の子の方から抱きついてくるようだったら、どうするの? って。

この話はまだラストが確定してない…と言うか、途中で止まってます。
だけど、upするうちに続きの話も書けるようになるといいな…という希望的観測でupしていきます。


☆☆☆☆☆

 譲二ルート以外のどれかのルートの譲二さん。
 本編のヒロインは大学を卒業して就職、クロフネを出ている。

☆☆☆☆☆
またまた始まった…若い子との暮らし~その2

〈譲二〉
 そういうわけで、汐里ちゃんを居候させることになったわけだが、俺に懐いて恋人気取りでまとわりつく。

 一度、シャワーを浴びて自分の部屋に入ったら、汐里ちゃんがベッドに横たわって待ち構えていて、びびった。

 その時は膨れつらの彼女を追い出して事なきを得たが、それからは自分の部屋に鍵をかけるようになった。


譲二「これ以上こんなことをするんだったら、ここから出て行ってもらうからね」


きつく言い渡したが、果たしてどこまで分かってくれたことやら…。

 翌朝、ちょっときつくいい過ぎたかと恐る恐る顔を合わせたら、いつも通りに抱きついて来た。

やれやれ…。

 汐里ちゃんは百花ちゃんよりもずっと年下で、俺の恋愛の守備範囲からは確実にはずれている。

 といいながら…。


汐里「マスター…。お風呂仕掛けたよ…」


 汐里ちゃんが抱きついて来た。


譲二「ご苦労さん」


 俺は彼女を抱きしめて、おでこにキスをした。


汐里「えーっ、おでこだけ? 唇にしてよ、この間みたいに!」

譲二「この間のことは言わないでよ。あれは事故みたいなもんなんだし…」

汐里「だって、やっとマスターが私をオンナとして見てくれたかと思ったのに…」


 この間、汐里ちゃんの唇にキスしてしまい…。

 で、結局それは軽いキスでは終わらなかったんだよね…。

 ちょっと反省してる。

 少しアルコールが入っていたというのもあるし…。


 あれから、俺は酒は飲まないように気をつけることにした。

譲二「だってね…。汐里ちゃんはまだ若いんだから、俺みたいなオジサンじゃなくてもっと若い男と付き合わないと…」


汐里「私はマスターのことが大好きなのに」


 いつもながら、彼女のストレートな物言いに苦笑する。


譲二「それはありがとう。さ、お風呂ができたら先に入っといてね。俺は店を片付けてしまうから…」

汐里「ちぇっ」

譲二「ほらほら」

 不満そうな彼女を追いやる。

 俺はため息をついて、先日の出来事を思い浮かべた。

 

その3へつづく


またまた始まった…若い子との暮らし~その1

2015-07-26 06:45:53 | かなり年下の彼女

『年上の彼女』と同じ時期に書いたお話です。
ここでは、年下の子との恋愛というよりも、ちょっと手出しをするのは憚られる相手がいたとして、積極的な女の子のアプローチに譲二さんはどう対処するだろう? という興味で書き始めました。
吉恋のヒロインはそんなに積極的というわけではないですからね。女の子の方から抱きついてくるようだったら、どうするの? って。

この話はまだラストが確定してない…と言うか、途中で止まってます。
だけど、upするうちに続きの話も書けるようになるといいな…という希望的観測でupしていきます。


☆☆☆☆☆

 譲二ルート以外のどれかのルートの譲二さん。
 本編のヒロインは大学を卒業して就職、クロフネを出ている。

☆☆☆☆☆
またまた始まった…若い子との暮らし~その1

〈譲二〉
最後の客が会計を済ませて出て行った。


譲二「汐里ちゃん、closeの札をかけて来てくれる?」

汐里「はーい」


俺が食器を洗って片付けていると汐里ちゃんが背中から抱きついて来た。


譲二「ほら、どうしたの? 急に抱きついたら危ないだろ?」


汐里ちゃんはちょっと口を尖らせる。


汐里「マスターとせっかく2人きりになったから甘えようと思ったのに…」


俺は苦笑した。

譲二「2人きりになったからって…、今は片付けをやらなきゃいけないだろ?
 それより、汐里ちゃんそろそろお風呂を仕掛けといてくれる?」


汐里「今日はマスターと一緒に入れる?」


汐里ちゃんは上目遣いで俺を見上げる。


譲二「入れません。ほら、俺はここを片付けてしまうから…」


 汐里ちゃんは半年ほど前からクロフネに居候するようになった子だ。

元の百花ちゃんの部屋に住んで、クロフネを手伝ってもらっている。

それで、食費と下宿代はチャラにしている。


 歳は…本人は21歳だと言っているけど…。

言っている歳より若く見えるので、最初は家出かと思った。

警察にも問い合わせてみたりしたけど、該当者はなかった。

 結局、いくあてがないからどうしてもクロフネに置いて欲しいという彼女に押し切られることとなった。

 若い女の子を外に追い出せるような時間でもなかったからだ。

 汐里ちゃんを泊めるのは最初は数日のつもりだった。

だけど、お母さんが亡くなり、家族も無く行くところもないからずっと、置いてくれと泣きつかれた。

 可愛い女の子に頼まれると断れない…これは俺の悪い癖だ。

 

その2へつづく


ハルくんの独り言(本編9話)その3

2015-07-25 08:02:59 | 吉祥寺恋色デイズ 種村春樹

ハルくんルート本編をハルくん目線から妄想してみた。
o(〃^▽^〃)o

ハルくんの独り言(本編9話)その2へ


☆☆☆☆☆
種村春樹
身長:177cm 体重:60kg 血液型:A型 特技:勉強・空手 性格:明るいしっかりもの。 優しくて明るい爽やか少年。小さなころからしっかりもので泣いているとお花をくれた思い出がある。
4月25日生まれ

☆☆☆☆☆

ハルくんの独り言(本編9話)その3

リビングの片隅で紗枝が佐々木に遊んでもらっている。


一護たちと雑談しながらも、2人の会話は耳に入ってくる。


紗枝「あのね、紗枝のこと、これで占ってほしいの」

百花「いいよー。紗枝ちゃん、何か占いたいことがあるの?」

紗枝「うん! おっきくなったらお兄ちゃんのお嫁さんになれるかどうか、占ってほしいの」

百花「そっかぁ。紗枝ちゃんは、お兄ちゃんのお嫁さんになりたいんだ?」

紗枝「そうだよぉ! お兄ちゃんってかっこいいし、頭いいし、強いし、優しいし…」


おいおい、紗枝。何言ってるんだ!

紗枝の可愛い言葉に満更でもない。


百花「うん…わかるよ」

え?!  佐々木?!

百花「紗枝ちゃんのお兄ちゃん、すっごく頼りになるもんね。頑張り屋さんだし、人が嫌がる仕事まで引き受けっちゃったり…」


佐々木、ちょっとそれ言い過ぎ!


紗枝 「そうなの!」

百花「自分が辛い時でも、人にすごく優しくできるし…」


りっちゃんも俺と同じで聞き耳を立てていたらしい。

理人「…ふーん」

百花「え?」

りっちゃんがなにか言いたそうにしていたので、慌てて俺は言った。


春樹「あの…さすがに、そこまで言われると、俺もテレくさいっつーか…」

百花「ってね! みんな言ってるよ! あははっ!」

春樹「大袈裟すぎだろ、俺そんなんじゃねーもん」

一護「…」

紗枝「ねぇねぇ! 紗枝、お兄ちゃんのお嫁さんになれるー?」


紗枝が俺のシャツの裾を引っ張りながら聞いてきた。


春樹「そうだねー、紗枝もいつかは嫁いでいっちゃうんだよなー」

剛史「おいおい、何年先の話してんだよ」


タケに突っ込まれて苦笑いした。

こんなだから、シスコンとか言われるんだよな。

ふと一護を見ると、不機嫌そうな顔でそっぽを向いている。

そういえば……、さっきから一護は黙りこくったままだ。


☆☆☆☆☆


そろそろお開きにしようと、みんな帰り支度を始めた。


百花「じゃあ、私も帰るね」


ええ?! そういえば俺、佐々木とはあまり話せてない。


春樹「佐々木、もう暗くなってきたから送るよ」

百花「え? まだそんなに遅くないし、大丈夫だよ」

春樹「でも、心配だし…送らせて」

百花「…う、うん…」


佐々木……、俺に送られるのって迷惑なのかな?

その時、一護が突然声をかけてきた。


一護「…いい。俺が送る」

春樹「一護? でも、お前の家、反対方向だし…」

一護「買い物あるから、ついでだよ。ハルは片付けとかあるだろ」

春樹「あるけど…」

一護「百花、帰るぞ」

百花「2人とも心配しすぎだよ。私一人で帰れるから」

春樹「そういうわけにはいかないって。佐々木も女の子なんだし」

一護「…一応、な」

百花「でも…」

一護「とにかく、俺が送るから。じゃあな」


一護が佐々木をグイグイと引っ張っていく。


百花「あ…ちょっと、一護くん…引っ張らないで!」

春樹「それなら、一護に送ってもらうといいよ。じゃあ、また、おやすみ」


一護に引っ張られていく佐々木が小さく「おやすみなさい」と言った。

一護……。

一護が送ってくれるなら、佐々木のことは安心だ……。

そう考えようとするのに、帰り際の二人の事ばかりが思い浮かぶ。


一護に無理に引っ張られながら…、佐々木も満更ではなさそうだった。

俺が最初に「送るよ」と言った時は、断りたそうにしてたのに…。


これって、俺のヤキモチ?

一護はいいヤツだから…佐々木が一護を好きになっても仕方がない?

一護なら……。



紗枝「ねぇ、お兄ちゃん! ギティちゃんの占い、一緒にしようよ!」


紗枝に袖を引っ張られて、我に返った。


春樹「う~ん、お兄ちゃん、片付けをしないとな」

紗枝「え~、嫌だ! お兄ちゃんと占いする!」

春樹「じゃあさ、紗枝も片づけ手伝ってよ。そしたら、一回だけ一緒に占いをしよう」

紗枝「うん! 分かった!」


紗枝が持ってきたお盆に、重たくないように少しだけお皿を乗せてやる。

片づけに気持ちを集中しようとするのに、気が付くと佐々木と一護のことばかり考えていた。

ハルくんの独り言(本編9話)終わり


ハルくんの独り言(本編10話)その1へ