こけしのここでちょっと一息

いつも時間に追われている毎日。ほんの少し立ち止まって周りを見たら、いろんなものを感じることが出来た私のひとり言です。

生徒さんの発表会

2006-12-24 08:37:29 | Weblog
今宝塚受験以外に、オーディションや一般の方の歌の個人レッスンを
させていただいておりますが、その中に60歳以上の方が2名いらっしゃいます。
とてもパワーのある皆様で、お一人は先日コンサートを開催され、すでに来年の
準備にはいっていらっしゃいます。
もうお一人は、月に1~2回のレッスンで、通常はコーラスの団体で活動されています。
そのコーラスのメンバーの発表会が昨日ありました。
ソロで歌われたり、デュエットされたり、4重唱されたり、と盛りだくさんでしたが、
私がレッスンした方は、イタリア歌曲を歌われました。

2月に初めて発声練習から始めた時は、それまでのどに力を入れて、
頭の奥の方から声を出すという指導を受けて来られたので、
なかなか「楽に歌ってください、」という言葉がご理解いただけず、
どうしたものか・・・と伝え方を悩んだものですが、
夏の頃、やっと力は下半身に入れて、のど、首、肩は、楽にしたほうが
響きのいい声が出て、逆に大きな声がでたと実感していただけるようになり、
昨日は、とても伸びやかに歌っていただきました。

いろんな発声方法があると思いますが、私は自分が先生から教えていただいた
通り、踊っても歌える、日本語がわかりやすく聞こえる、響きの良い、
遠くまで届くような声で、その方(歌い手)の気持ちが伝わるような歌を
歌ってほしいという気持ちでレッスンさせていただいておりますので、
まずは、生徒さんご自身が「とても気持ちよく歌えました。うれしかったです!」
と言って下さったのが、なによりうれしかったです。
また、お客様の中で、昨年までの生徒さんと別人のような歌い方になって、
驚いたと言ってくださった方がいらして、またまた良かった・・・と
少しほっといたしました。
レッスンは、受ける方の姿勢でどのようにでも成果は変わると思いますが、
月に1回でも、2回でもその時間にお伝えしたことを少しでも実行していただいて、
前より少しでも変化があれば、次への励みになります。

宝塚受験生やオーディションを受ける子たちは、合格という目的があります。
ある程度年を重ねられた方は、「これで体が動きにくくなっても、
歌は続けられるわね。」とずっと歌い続けるために、レッスンされてます。
それぞれの目標は、違いますが、私も個人の目的、性格に合わせて伝え方など、
まだまだ勉強することが多いと感じた発表会でした。

今日は、クリスマスイブです。皆様は、どんなご予定をたてていらっしゃいますか?
私は、ジェンヌVBMのレッスンで一日終わります。
ということは、生徒さんも貴重な時間をレッスンに来てくださるということですので、
有意義な時間に出来ますよう、行ってまいります。
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