今日は、ある生徒さんとの会話を聞いて下さい。
3月に受験を控えている生徒さんではなく、
まだ今年は受けられない、歌を始めて4ヶ月位の生徒さんがいます。
最初お会いした時は、おとなしいのかな?と
いう印象だったのですが、とんでもない、
次に来たときからは、ハキハキよく話してくれました。
その1)初めて一人で学校帰りにレッスンに来たとき、
時間になっても現れません。
『迷ったのかな?』と心配していたところ、
”電車降りて、改札に行こうとしてるんですけど
階段降りても出れないんです!”
とのメール。
青山一丁目の駅は、いろんな路線があるので、
確かにややこしいのですが、
”階段降りて・・・”で、改札口に出れない理由が判明。
なんとか到着したときに
生徒『もうずっと地上に出れないかと思って
グルグル回りました。』
私「でも、地下鉄だから、普通階段登らないと出れないよね」
生徒『そっか!』
その2)受験課題のコールユーブンゲンなどの譜読み
を練習しているとまだ、始めたばかりなので、
なかなか正しい音を読めません。
ずっと歌っていると突然
生徒『待って、今違う音のような気がする
』と
自分で止めて、自分で悔しがって、自分を叱っています。
普通私が注意しているのですが、自主的にわかるならと
その時は、どこまで気づくか、どこまで直せるか
見守ることにしています。
その3)朝9:30位からのレッスンに初めてきたとき
どうもいつもの元気がないので
私「眠いの?」
生徒「はい、たまらなく」
私「でも、受験の本番は、9時には始まるからね」
生徒「そうですよね・・・」
この日はこのまま、なんとか気合を入れながら歌いましたが
次のレッスンの時
生徒「朝弱いので、あの日以来朝早起きして
学校に行く前に少し歌うことにしました」
自分で考えたそうです。
その4)先日のおさらい会のビデオを渡したところ
学校の音楽の先生にも宝塚目指していることは
話しているみたいで、いつかこういうレッスンをしている、
ということを伝えたいと常日頃考えていたそうですが
良いチャンスと、おさらい会のビデオを
観てもらうことにしたそうです。
その時に忘れずに一言
『このおさらい会の歌を考慮して
学校の音楽の成績も考えてくださいね!』
すごい!
もちろん学校の成績には関係ないですが、
学校で歌っている姿は自分の本来の力ではないということを
先生に知って欲しかったみたいです。
その5)学校帰りのレッスンなので、
「他の生徒さんと重ならなければ、早く青山に到着したら
レッスン早く始めようね」
と伝えたところ
『早く始められたら、その分長くレッスン出来るのですね!』
なるほど・・・
私は、学校帰りで、特にかわいいお嬢さんたちなので
出来るだけ夜遅くなるのは避けたい気持ちが大きく、
早く終われたらその方が安心と思ったのですが
その生徒さんは、少しでも長く歌っていたかったみたいです。
まだまだその生徒さんとの会話は続きますが
新鮮な感覚に私も楽しませてもらっています。
技術と共に、宝塚受験の年齢に到達するまでに
もっともっとその感性も磨いていってほしいと思います。
3月に受験を控えている生徒さんではなく、
まだ今年は受けられない、歌を始めて4ヶ月位の生徒さんがいます。
最初お会いした時は、おとなしいのかな?と
いう印象だったのですが、とんでもない、
次に来たときからは、ハキハキよく話してくれました。
その1)初めて一人で学校帰りにレッスンに来たとき、
時間になっても現れません。
『迷ったのかな?』と心配していたところ、
”電車降りて、改札に行こうとしてるんですけど
階段降りても出れないんです!”
とのメール。
青山一丁目の駅は、いろんな路線があるので、
確かにややこしいのですが、
”階段降りて・・・”で、改札口に出れない理由が判明。
なんとか到着したときに
生徒『もうずっと地上に出れないかと思って
グルグル回りました。』
私「でも、地下鉄だから、普通階段登らないと出れないよね」
生徒『そっか!』
その2)受験課題のコールユーブンゲンなどの譜読み
を練習しているとまだ、始めたばかりなので、
なかなか正しい音を読めません。
ずっと歌っていると突然
生徒『待って、今違う音のような気がする

自分で止めて、自分で悔しがって、自分を叱っています。
普通私が注意しているのですが、自主的にわかるならと
その時は、どこまで気づくか、どこまで直せるか
見守ることにしています。
その3)朝9:30位からのレッスンに初めてきたとき
どうもいつもの元気がないので
私「眠いの?」
生徒「はい、たまらなく」
私「でも、受験の本番は、9時には始まるからね」
生徒「そうですよね・・・」
この日はこのまま、なんとか気合を入れながら歌いましたが
次のレッスンの時
生徒「朝弱いので、あの日以来朝早起きして
学校に行く前に少し歌うことにしました」
自分で考えたそうです。
その4)先日のおさらい会のビデオを渡したところ
学校の音楽の先生にも宝塚目指していることは
話しているみたいで、いつかこういうレッスンをしている、
ということを伝えたいと常日頃考えていたそうですが
良いチャンスと、おさらい会のビデオを
観てもらうことにしたそうです。
その時に忘れずに一言
『このおさらい会の歌を考慮して
学校の音楽の成績も考えてくださいね!』
すごい!
もちろん学校の成績には関係ないですが、
学校で歌っている姿は自分の本来の力ではないということを
先生に知って欲しかったみたいです。
その5)学校帰りのレッスンなので、
「他の生徒さんと重ならなければ、早く青山に到着したら
レッスン早く始めようね」
と伝えたところ
『早く始められたら、その分長くレッスン出来るのですね!』
なるほど・・・
私は、学校帰りで、特にかわいいお嬢さんたちなので
出来るだけ夜遅くなるのは避けたい気持ちが大きく、
早く終われたらその方が安心と思ったのですが
その生徒さんは、少しでも長く歌っていたかったみたいです。
まだまだその生徒さんとの会話は続きますが
新鮮な感覚に私も楽しませてもらっています。
技術と共に、宝塚受験の年齢に到達するまでに
もっともっとその感性も磨いていってほしいと思います。