こけしのここでちょっと一息

いつも時間に追われている毎日。ほんの少し立ち止まって周りを見たら、いろんなものを感じることが出来た私のひとり言です。

平成中村座”仮名手本忠臣蔵”

2008-10-20 08:05:28 | Weblog
浅草で上演されている

平成中村座”仮名手本忠臣蔵”

私は、残念ながら観にいっていないのですが
出演者がすばらしく、プログラムも
忠臣蔵のお話を4つに分けて上演されています。

歌舞伎役者さんは、口跡が素晴らしく、
舞台で話される言葉がちゃんと客席の後ろまで
はっきり聞き取れるということ、
間がとても気持ちよく、しぐさ、所作
何をとっても、伝統を守ってこられて
すごい世界だな、といつも感心して観ております。

今回、『中村橋之助』さんがいつものスッとした姿
から全く違った印象の役を演じていらっしゃるのですが
線が太くて、存在感、声、間合い
すべてさすが、と思わせる風格だったそうです。

『中村勘三郎』さんの素晴らしさ、ご活躍ぶりは
今更書くまでもないのですが、そのお子さん方
勘太郎さん、七之助さんも、どんどん場数、役を
重ねることにより、実力・人気共に
歌舞伎界を担っていかれているようです。


(夜の浅草寺)

歌舞伎は、世襲が多く、役も口移しというか
基本的に基本の方ではなく、教えていただいて
受け継がれていくものと聞いていますが
伝統を守りながらも、新しい自分なりの個性を
加え、でも、個々の鍛錬は積み重ねていく・・・

ぜひぜひずっと続いてほしい舞台です。

実は、私は、宝塚時代から今の『片岡仁左衛門』
さんの大ファンです。
当時は、『片岡孝夫』さんでした。
『坂東玉三郎』さんとの”T・Tコンビ”が
すごい人気があり、本当に見た目も美しいのですが
実力が吊りあっていて、素晴らしい舞台を
観せていただいてました。

もちろん今も素晴らしいですが、
当時は東京公演中、1回公演の日など、
当日券を並んででも観に行ったり、
京都南座や講演会まで、並んで観に行っていました。

お嬢さんが宝塚に入られたことから、
お目にかかることもあったのですが、
あまりのうれしさに緊張し、息子さんの
孝太郎さんに「なんで、緊張するの?」と
不思議がられたこともありました。

今、どうしてもミュージカルなどの公演を
観る機会の方が多いのですが、歌舞伎も
ぜひ続けて観にいきたいと思います。
コメント (7)
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