こけしのここでちょっと一息

いつも時間に追われている毎日。ほんの少し立ち止まって周りを見たら、いろんなものを感じることが出来た私のひとり言です。

東宝”エリザベート”

2008-11-04 19:11:10 | Weblog
今日は、帝劇の”エリザベートを観てきました。

宝塚のエリザベートは、いろんな組で観せて頂いてますが、
東宝バージョンは、初演の一路真輝さんの時以来。

今回は、朝海ひかるさんが退団後、初の
”エリザベート”という大役を演じるということと
東京での朝海さんの初日ということもあり、
客席もなんとなく、コムさんが出てきたら
身を乗り出しそうな方々がたくさんいらっしゃいました。

歌も演出もずい分手直しされていて、とっても
わかりやすく、納得出来る作品になっていました。

初演時には、宝塚とほぼ同じ演出を男性が演じている、
というような印象だったのですが、途中の歌の歌詞や
皇太后の歌、トートの出方、ラストの演出など
随所に、『ああ、そうなんだ・・・』と
感じるシーンがあり、エリザベートは良い作品だと
また観てよかったと思います。

きらびやかさ、男性の綺麗さという点では、やはり
宝塚びいきの私ですが、その宝塚出身の出演者の
多い事。
メインの役どころは、ほぼOGでした。

エリザベートのコムさん。
男役とは思えない、自然な動き、
歌はかなり努力された成果もあり、
なにより、すごく懸命な姿が意志の強さとなって
エリザベートに近づいていくみたいで
とても好感がもてました。

全く接点がない方ですので、雪組時代の姿としか
比べられないのですが、コムさんのエリザベート、
私は、とても好きでした。

ゾフィの寿ひずるさん
芸能界復帰のコンサートで、コーラスのお手伝いをさせて
いただいたこともあり、さすがの歌唱力と存在感。
お元気で活躍されていたので、うれしいです。

1年上級生の春風ひとみさんも相変わらずの
達者という言葉がぴったりのお芝居、歌唱力
健在ですね。

ついこの間宝塚を退団した南海まりちゃん
エリザベートの姉をかわいく演じていらっしゃいました。
やはり目だって綺麗、スタイルが良いのでドレスが映える
もっと歌って欲しかったですが、これから活躍される
ことでしょう。

それ以外にもOGはたくさんでしたが、他に印象に
残った出演者の方々

トートは、もうここでいうまでもない
山口祐一郎さん
背中にスピーカー背負っていらっしゃるのかな?
と思うくらいの、自由自在の声量、歌い分け
表現・・・
途中で山口さんの仮面をつけたロボットかも?
というくらい完璧なのです。

うーーーん、すごい・・・・

カーテンコールで笑っていらしたので
ロボットではなかったみたいですが・・・

ルキーニの高嶋政宏さん
余裕です。
すべてに余裕で、テレビで観る印象とまた違う
押し出しの強さ。
やはりこの役をずっと演じていらして、共に成長
されている感じですね。

特に印象に残ったのが、子役のルドルフ

かわいい!!!

歌が上手!!!

いい声はもちろんですが、言葉も鮮明で
すごく歌詞が伝わって、素晴らしい!!!

トートダンサーも印象的です。

初演時より、アクロバティックな動きは少なかったですが
気持ちの良いダンスを披露されていて、
随所に大事な位置を占めていらっしゃいました。

私が観た回は、たまたまこのキャストですが
12月までずっといろんな組み合わせで公演がありますので
ご興味のある皆さま
ぜひ一度ご観劇されてはいかがでしょうか?

帰りは、ぐっと冷え込んできましたので
風邪などに気をつけて頑張っていただきたいです。



コメント (4)
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