いよいよ350mの展望台へ向かいます
予約していたチケットの引換をして,出発ゲートへ。
・・・・とそこには,

見事な麻の葉文様を刻んだ天井が

落ち着いたブルーの光がなんとも幻想的。
350mの第1展望台まで50秒で一気に上がるという超高速エレベーター。
不思議なことに経験したことの無いような高さに上るエレベーターなのに,
全く重力を感じませんでした

4基あるエレベーターのうち,私たちが乗ったのは
こちらの江戸切子がほどこされた実にきらびやかなエレベーターでした
もっとも人気のあるエレベーターなのだそうです
ソラマチのショップをウロウロしている時にも気づいていたのですが,
館内のガラスや壁などにも,青海波や七宝つなぎといった,
日本伝統の文様が沢山使われていて,
みかけはとても近代的なのに,その随所随所に
実に日本的な美しさを兼ね備えているということにとても感激しました
そして・・・
エレベーターの扉が開いたそこは,

まさしく天空の回廊
なんだか信じられない光景が広がっていました
だってさ・・・・街が小さすぎるんだもん

リンリンなんか,
走っている車を見て「トミカみたい・・・・」って
走っている電車を見て「プラレールみたい・・・・」って

ちょっとかすんでいて,富士山までは見えなかったけれど,
積み木みたいな街並みに目を凝らして鑑賞
350m展望台から345mに降りるエスカレーターに乗った途端,

この景色。
「うわ・・・めっちゃ高いとこいるじゃん
」
と,ちょっとクラクラ・・・
不思議と,この場所が一番高さを感じる場所でした
(窓の外の景色,ちっちゃいでしょ~
)

東京湾と隅田川。
スカイツリーは古地図なども参照して,昔からの道や川の流れも考えて
この土地が選ばれたといいます。
その風景は展望デッキにおかれた江戸時代の絵師・鍬形恵斎の「江戸一目図屏風」
とリンクしていて,巨大な俯瞰図を見ているかのようでした
(彼は一体どうやって江戸の町の全貌を描いたのでしょう,と不思議です
)
そして究極の天空散歩がこちら。

地上340mにあるガラス床。

分かっちゃいるけど,そろりそろり・・・と歩いてしまいます

お・・・・先ほどいた広場だっ
さてさて,最後に地上に下りて,スカイツリーの足元を拝見。

事前学習によりますと・・・・
東京スカイツリーは,限られた敷地内で安定した構造となるよう,
1辺の長さが一番長くなる三角形が採用されたといいます。
その三角形の足元を支えるのが「鼎トラス構造」というひし形の強靭な足なのでした。
(ガラス戸の説明書きに写っている赤い形の部分)
ほ~・・・・。

見上げる,見上げる。
は~・・・・。

見上げる見上げる。
「あそこにいたんだよね~・・・・」

1階ロビーには隅田川デジタル絵巻があって,
現代の町並みがまるで絵巻物のようなタッチで描かれておりました
「あ~・・・ホント上からみたらこんな感じだったねぇ~。」なんて
・
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・
・
別れの時。
したいこと,見たいもの,食べたいもの,乗りたいもの,行きたいところ,
これでもかというほど詰め込んだ東京ドリームツアーも,
東京スカイツリーの鑑賞を終えて,いよいよ終了となりました
名残惜しいけれど,沢山の想い出ができた東京の街ともお別れです
そんな訳で駅弁

こちら,東京駅リニューアルの際にテレビでやってたわね
パカッ

浅草・今半の牛肉たけのこ
人形町・魚久のキングサーモン粕漬け
築地・青木の玉子焼き
日本橋・大増の野菜うま煮
老舗の味がギュッと詰め込まれた贅沢お弁当を食べて帰路につく。
日本のカタチ・日本のココロを堪能
命の洗濯&エネチャ~ジっ。
身に余るほどの贅沢三昧させてもらいました。
東京ドリームツアー,紀行文はこれにて